関数の参照渡しがわかりません

Question

前提・実現したいこと

下のソースコードの関数の参照渡しはどうなってるんですか？
調べると因数のint a[]はint *aと等しいとなっていたんですがどうゆうことかわかりません
int *aの場合わかっています

該当のソースコード

void h(int a[]){
cout<<a[0]<<endl;
}
int main(){
int a[]={1,2,3};
h(a);
}

Answer 1

関数の引数において、int a[]とint *aが等しいとはそのままの意味です。単純にint *aに置き換えられて解釈されます。

関数宣言 - cppreference.com

引数リストのそれぞれの関数の引数の型は、以下のルールに従って決定されます。

1. まず、型を決定するために、宣言の場合と同様に、 decl-specifier-seq と宣言子が組み合わされます。

2) 型が「T の配列」または「境界が未知な T の配列」の場合、それは「T へのポインタ」型に置き換えられます。
3) 型が関数型 F の場合、それは「F へのポインタ」型に置き換えられます。
4) トップレベルの cv 修飾子が引数の型から取り除かれます (この調節は関数の型にのみ影響しますが、引数の性質は変更しません。 int f(const int p, decltype(p)*); と int f(int, const int*); は同じ関数を宣言します) 。

なお、これらは関数の引数の場合のみであることに注意して下さい。通常の宣言としてのint a[]は境界が未知の配列という不完全型の一種になります。これはint *aのようなポインタと同じように配列を代入して各要素を参照することは可能ですが、細かい点で異なります(リンク先参照、CとC++でも細部で異なるようです)。

もう一つ。「参照渡し」はまったく別の機能を指します。質問のコードを参照渡しを使った物で書くと次のようになります。

#include <iostream>
using namespace std;
void h(int (&a)[3])
{
    cout << a[0] << endl;
}
int main()
{
    int a[] = {1, 2, 3};
    h(a);
}

上記とは違い、質問のコードは単なるポインタの「値渡し」です。これらを混同してはいけません。もし、ポインタの値渡しを参照渡しと言っている記事がありましたら、著者のレベルが低いですので、参考にしないことをお勧めします。

Answer 2

試してみればわかりますが同じです。

#include <iostream>

void f1(int a[])
{
    std::cout << __func__ << ":" << &a[0] << std::endl;
}

void f2(int *a)
{
    std::cout << __func__ << ":" << &a[0] << std::endl;
}

int main()
{
    int a[]={1,2,3};
    std::cout << __func__ << ":" << &a[0] << std::endl;
    f1(a);
    f2(a);
}

main:0x61ff04
f1:0x61ff04
f2:0x61ff04

結局はポインタが渡されるイメージです。関数の中でa[]を変更すればmain関数のa[]が変更されます。