1つの関数内で複数の関数を呼び出した場合のテストケース

Question

前提・実現したいこと

只今JUnitの勉強をしております。
例えば、「該当のソースコード」のように1つの関数内で
複数の関数を呼び出した場合にJUnitのテストケースとしては
3つの関数に対してそれぞれテストケースを書く必要があると思います。

しかし、関数「cal」は他の関数「add」、「multi」を含んでいるため、
毎回全テストを行うと一部のテストは重複することになると思っております。

この場合は、「cal」のテストを行う場合は「add」と「multi」の一部のテストは行わないほうが良いのでしょうか。
それとも、毎回全てのテストを行ったほうが良いのでしょうか。

該当のソースコード

public class test{
　　　public int cal(){
        int value = 0;
        value += this.add(1,2);
        value += this.multi(2,3);

        return value;       
　　　}

　　　public int add(int a,int b){
        return a+b;
     }

     public int multi(int a,int b){
        return a*b;
     }
     

}

Answer 1

cal() は 引数をもたないので、　テストケースは１つで十分です。

add(a, b) は引数があるので、いろいろなテストケースが考えられます。
少なくとも cal() 中で利用している add(1,2) はテストしておいたほうがよいです。
その他には add(0,0), add(INT_MIN, INT_MIN), add(INT_MAX, INT_MAX)なども。
add の性質として add(a, b) = add(b,a), add(a, 0) = a といった性質があるので、そのこともテストしてもよいかも。

multi(a,b) も同じように考えてみてください。
multi(2, 3)、
multi(a, b) = multi(b, a), multi(a, 0) = 0, multi(a, 1) = a,
multi(INT_MIN, INT_MIN), multi(INT_MAX, INT_MAX)などを。