定期実行処理をKotlinで行いたい

Question

最終目標としてはボタンが押されている時に定期実行処理を繰り返してUIの描画を変更することです。
Andriodで定期実行処理を行う方法を調べてこちらの記事にたどり着きました。

Kotlinで書いてみたもの

記事はJavaで書かれていたので、こちらの記事とAndroid Studioの補完機能を使いながらKotlinに直してみました。
以下のコードで1秒ごとにcountがLogcatに出力されると思ったのですが、なぜか出力されませんでした。

import android.support.v7.app.AppCompatActivity
import android.os.Bundle
import android.os.Handler
import android.util.Log

class MainActivity : AppCompatActivity(), Runnable {
    
    override fun onCreate(savedInstanceState: Bundle?) {
        super.onCreate(savedInstanceState)
        setContentView(R.layout.activity_main)

        var handler: Handler = Handler()
        var r: Runnable = Runnable {
            var count = 0
            @Override fun run(){
                count++
                Log.d("count", count.toString())
                handler.postDelayed( this, 1000);
            }
        }
        handler.post(r)
    }
    override fun run() {
       TODO("not implemented") //To change body of created functions use File | Settings | File Templates.
    }
}

Andriod自体まだまだ分からないことだらけなので見当違いな質問をしていたらすみません。

Answer 1

文法的にも問題があるのですが、思ったように動かない最大要因はpostDelayed()の第1引数が何を指しているのかという点です。

それを解決する記述としては、次のような2つのパターンがあると思います。（import文は省きます）

１ MainActivityにRunnableインターフェースを実装するパターン

class MainActivity : AppCompatActivity(), Runnable {

    private val handler = Handler()
    private var count = 0

    override fun onCreate(savedInstanceState: Bundle?) {
        super.onCreate(savedInstanceState)
        setContentView(R.layout.activity_main)
        handler.post(this)
    }

    override fun run() {
        count++
        Log.d("count", count.toString())
        handler.postDelayed(this, 1000)
    }
}

２ 匿名クラスを作成するパターン

class MainActivity : AppCompatActivity() { // , Runnableは記述しない

    private val handler = Handler()
    private var r: Runnable? = null

    override fun onCreate(savedInstanceState: Bundle?) {
        super.onCreate(savedInstanceState)
        setContentView(R.layout.activity_main)

        var count = 0
        r = Runnable {
            count++
            Log.d("count", count.toString())
            handler.postDelayed(r, 1000)
        }
        handler.post(r)
    }
}

---

Runnableを匿名クラスとして実装する場合、下記のようなラムダ式で記述すると文法エラーになります。このthisが指すのは匿名クラスではなく、その外側のオブジェクト（この場合はMainActivity）になります。postDelayed()の第1引数が求めるのはMainActivityではありませんから、エラーになってしまいます。

        val r = Runnable {
            count++
            Log.d("count", count.toString())
            handler.postDelayed(this, 1000)
        }

Comments

[hodoru3sei]

ありがとうございます。匿名クラスというものを知らず勉強不足でした。
Runnableを実装するコードを試してみたところ問題なく動作しましたありがとうございます！
匿名クラスについても勉強してみようと思います

[keicha_hrs]

いっぺんにいろいろ覚えようとすると混乱するので上記では避けていますが、私の回答で示したコードだと「カウントアップを止める処理」が存在しないため、実はプログラムとしては欠陥があります。postDelayed()でペンディングした処理を取り消すには、removeCallbacks()という処理を呼び出すことになります。それをどこで行うべきかということもどこかの段階で検討してみてください。

[keicha_hrs]

２番目の例にちょっとまずい点（動かないわけではないが）があったので、ベストアンサー後で申し訳ありませんがコードを修正させていただきました。