ruby プロを目指す人のためのruby入門

Question

enterメソッドで駅名が一緒に保存される理由がわかりません。。。
よろしくお願いいたします。

class Gate
  STATIONS = [:umeda, :juso, :mikuni]
  FARES = [150, 190]

  def initialize(name)
    @name = name
  end

  def enter(ticket)
    ticket.stamp(@name)
  end

  def exit(ticket)
    fare = calc_fare(ticket)
    fare <= ticket.fare
  end

  def calc_fare(ticket)
    from = STATIONS.index(ticket.stamp_at)
    to = STATIONS.index(@name)
    distance = to - from
    FARES[distance - 1]
  end
end

class Ticket
  attr_reader :fare, :stamp_at

  def initialize(fare)
    @fare = fare
  end

  def stamp(name)
    @stamp_at = name
  end
end

require 'minitest/autorun'
require './lib/gate'
require './lib/ticket'

class GateTest < Minitest::Test
  def test_gate
    require 'byebug'; byebug
    umeda = Gate.new(:umeda)
    juso = Gate.new(:juso)
    ticket = Ticket.new(150)
    umeda.enter(ticket)
    assert juso.exit(ticket)
  end

  def test_umeda_to_mikuni
    umeda = Gate.new(:umeda)
    mikuni = Gate.new(:mikuni)

    ticket = Ticket.new(150)
    umeda.enter(ticket)
    refute mikuni.exit(ticket)
  end
end

Comments

[y_waiwai]

プロを目指すなら、丸投げでぶん投げる質問はいかがなものかと思いますがｗ

Answer 1

「プロを目指す人のためのRuby入門」の著者の伊藤です。
拙著を読んでいただき、どうもありがとうございます。

enterメソッドで駅名が一緒に保存される理由がわかりません。。。

わからないポイントがいったいどこなのか、理解されているのはどこまでなのか、ちょっとこの質問文だけでは推測しかねるのですが、コードの動きを丁寧に説明してみますね。

以下のサンプルコードに、連番付きのコメントを付けてみました。
これを順番に追っていくと、切符に改札機の駅名が保存される理由がわかるかもしれません。

class GateTest < Minitest::Test
  def test_gate
    # 1. 私は改札機です。umedaという名前（@name）を持っています
    umeda = Gate.new(:umeda)
    juso = Gate.new(:juso)
    # 2. 私は切符です。150円という運賃（@fare）を持っています
    ticket = Ticket.new(150)
    # 3. umedaの改札機に、切符を挿入（enter）します
    umeda.enter(ticket)
    assert juso.exit(ticket)
  end

  # 省略
end

class Gate
  STATIONS = [:umeda, :juso, :mikuni]
  FARES = [150, 190]

  def initialize(name)
    @name = name
  end

  def enter(ticket)
    # 4. 受け取った切符（ticket）に対して、改札機の名前（@name）を記録（stamp）せよ、と伝えます
    ticket.stamp(@name)
  end

  def exit(ticket)
    fare = calc_fare(ticket)
    fare <= ticket.fare
  end

  def calc_fare(ticket)
    from = STATIONS.index(ticket.stamp_at)
    to = STATIONS.index(@name)
    distance = to - from
    FARES[distance - 1]
  end
end

class Ticket
  attr_reader :fare, :stamp_at

  def initialize(fare)
    @fare = fare
  end

  def stamp(name)
    # 5. 受け取った名前（name）を、通った駅名（@stamp_at）に保存します
    @stamp_at = name
  end
end

オブジェクト指向プログラミングは、上のように擬人法で考えると理解しやすいかもしれません。

上の説明でもまだピンとこない、擬人法で説明されてもイメージがわかない、という場合は、いったん本書を置いて、「ゼロからわかる Ruby超入門」のような、もう一段やさしめの本を読んでみることをお勧めします。

Comments

[kwtkwt]

丁寧に解説していただきありがとうございます。
説明不足申し訳ありません。

4. 受け取った切符（ticket）に対して、改札機の名前（@name）を記録（stamp）せよ、と伝えます
>> enterメソッドでticketを引数にしているのはticketと@nameを関連づけるためという認識で合っていますか？

[jnchito]

> enterメソッドでticketを引数にしているのはticketと@nameを関連づけるためという認識で合っていますか？

その認識でよいと思います。

otnさんも回答されているとおり、現実の切符と改札機を考えたときに、

- 切符を改札機に入れる
- （おそらく）切符に通った改札機の駅情報が記録される

という仕組みになっていると思うので、プログラム上でも `gate.enter(ticket)` のように、まずticketをgateにenterして（切符を改札機に入れて）、gate.nameをticketにstampする（駅名を切符に記録する）というふうに設計してみました。

ただし、これはあくまで筆者が考えたコード設計ですので、他の人に同じ課題を出すと別の設計や実装が出てくる可能性があります。（というか、おそらくそうなると思います）

[kwtkwt]

ありがとうございます。
擬人法で考えてみるとよく分かりました。
また、attr_reader :fare, :stamp_at　の中身を考えることで
コードの意味を理解できました。
引き続き読み、頑張ります。

Answer 2

その駅から入場したと言うことを記録するメソッドのようなので、駅名を保存するのでは？
切符を買って、自動改札を通れば、切符に駅を示すコードや日時が記録されますよ。

Comments

[kwtkwt]

回答ありがとうございます。

[otn]

あら、「理由（何故そうするか）」が分からないのじゃなくて、「仕組み（どういう手段でそうしているか）」が分からないという質問でした？

[kwtkwt]

ありがとうございます。
擬人法で考えてみることで仕組みを理解できました。