CentOS7 PHP7.2でmysqli拡張を有効化できない

Question

前提・実現したいこと

WordPressを利用したいため、mysqli等拡張を入れたのですが読み込まれません。
どなたか助言をお願い致します><

CentOS7
PHP 7.2
Apache 2.4.6

試したこと

・インストールが正常にされているかの確認（php -m | grep mysql）　php72でインストールしました
mysqli
mysqlnd
pdo_mysql

・extension_dirの指定の確認（php -i | grep extension_dir）
表示された内容に従って、php.iniのextension_dirの値を書き換え。
phpinfo();でも指定先確認。

・php.iniでextension=mysqli.soを指定
先ほど指定したextension_dirの中にファイルがあるのは確認しています。

その他 extension=php_mysqli.dll を追記
再度インストール試しましたが変わらずです。
もちろんapacheの再起動は行っています。

Comments

[CHERRY]

php は、どのようにインストールしましたか？
yum ？ それ以外？

[mochim]

yum です

[CHERRY]

yum には、php のパッケージがいろいろあるので、インストールの際に具体的に実行したコマンドを記載していただけないでしょうか。
多分 remi だと思うのですが、 remi にも remi-safe だったり、remi-php72 だったりいろいろあるので...

[mochim]

https://www.rem-system.com/centos-php72-inst/
こちらのサイトの通りインストールしたはずです...

yum -y install http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
yum -y install --enablerepo=remi,remi-php72 php php-pdo php-mysqlnd php-pecl-mysql

一度php周りをアンインストールして正しい手順で再度インストールしていったほうがいいでしょうか。
なに分不慣れなものでいろいろ試してしまったので...

Answer 1

yum で、php をインストールしたのであれば、基本的にはインストールするだけで、/etc/php.d ディレクトリに PHP拡張を読み込む設定が作成されるので、デフォルトで有効になるはずですが...

php 5.x など複数の PHP がインストールされていることはありますか？

たとえば、php 5 と 7 が同時にインストールされていると apache の設定では、php5 が優先されたと思います。

# cat /etc/httpd/conf.modules.d/15-php.conf

#
# PHP is an HTML-embedded scripting language which attempts to make it
# easy for developers to write dynamically generated webpages.
#

# Cannot load both php5 and php7 modules
<IfModule !mod_php5.c>
  <IfModule prefork.c>
    LoadModule php7_module modules/libphp7.so
  </IfModule>
</IfModule>

<IfModule !mod_php5.c>
  <IfModule !prefork.c>
    LoadModule php7_module modules/libphp7-zts.so
  </IfModule>
</IfModule>

のように PHP5 が読み込まれていない場合に php7 が有効になります。

一度、httpd -M | grep php を実行してみてください。

# httpd -M | grep php

 php7_module (shared)

のように php7 を正しく読み込んでいるでしょうか？

Comments

[mochim]

php7_module (shared)　と表示されました。

[CHERRY]

うーん。

仮に test.php というファイル名 (ファイル名は何でもOK) に
```
<?php phpinfo(); ?>
```
と phpinfo だけの PHP ファイルを作成して、Webブラウザでアクセスすると php の情報画面になると思いますが、

タイトルで表示されるバージョンは幾つですか？ 例： ` PHP Version 7.2.14 `
このバージョンは、yum で、インストールした際に表示されたバージョンと同じですか？

Loaded Configuration File の行は、/etc/php.ini になっていますか？

Additional .ini files parsed の行に ` *mysql*.ini ` のような mysql がつくファイル名はありますか？

mysqli のセクションに何が表示されていますか？

[CHERRY]

あと、

yum list installed | grep php

を　実行して、@remi-php72 以外の php って　入っていたりしますか？

[mochim]

すみません；お時間いただきありがとうございます><

PHP Version 7.2.14 ←インストールしたものです
Loaded Configuration File /etc/opt/remi/php72/php.ini
Additional .ini files parsed /etc/opt/remi/php72/php.d/20-bz2.ini〜

Additional .ini files parsedにmysql.iniがなく、また読込先が/etc/php.d じゃないのが
問題でしょうか？
こちらの読込先も指定できるのでしょうか...

[mochim]

yum list installed | grep php
こちら試したところ、ほぼ@remiと@remi-php72で
php-twig.noarch　だけ@remi-php71　でした。

[CHERRY]

ん？

> Loaded Configuration File /etc/opt/remi/php72/php.ini

ということは、

apache の方には、

` yum -y install --enablerepo=remi,remi-php72 php php-pdo php-mysqlnd php-pecl-mysql ` で、インストールした PHP ではなく
` yum -y install php72-php .... ` でインストールした PHP が、使われていたりしませんか？

apache の設定ファイルを ` ls /etc/httpd/conf.modules.d/*php* ` を実行して確認すると php 関係のファイルが2つ以上ないでしょうか？

また、
```
yum list installed | grep php72
```
を実行すると @remi-php72 以外のファイルが出たりしないでしょうか？

[mochim]

# ls /etc/httpd/conf.modules.d/*php*
> /etc/httpd/conf.modules.d/15-php72-php.conf

# yum list installed | grep php72
> @remi-php72、@remi-safe（7.2のもの）

なので、正常にインストールはされている？ようです...

[CHERRY]

状況を把握しました。

@remi-php72 の php
と
@remi-safe の php72-php
は、どちらも php 7.2 のパッケージですが、別々のパッケージです。

php72-php でインストールした php に対して、@remi-php72 の php-mysqlnd や php-pdo を入れても自動で設定されることはありません。

バージョンが同じであれば、手動で設定することは可能ですが、PHP をアップデートするたびに同じ設定作業をする必要になる可能性があります。

具体的には、 @remi-php72 の php は、 /etc/php.ini が設定ファイルですが、
@remi-safe の php72-php は、 /etc/opt/remi/php72/php.ini が設定ファイルです。
また、デフォルトの拡張モジュールのインストールパスも異なるので、それぞれのパスにファイルを配置したり、設定ファイルを適切に設定する必要があります。(今回のインストールしても反映しないというのがこの部分です。)

また、apache モジュール版の PHP と コマンドライン版 PHP が、別々のパッケージを利用している状況というのは、両方の設定を同じに揃えておく必要があり、(環境構築が趣味な人や複数のバージョンを使う必要がある等の特別な理由がないのであれば)管理が面倒になると思います。

WordPress の場合、コマンドラインでの操作はほぼないので影響は少ないと思いますが、PHP のフレームワークによっては、 Web からと コマンドラインのバッチ操作の両方が必要なものもあり、Web とコマンドラインの PHP の設定が異なることで、不具合が発生したり、原因究明に時間がかかったりすることが考えられます。

@remi-safe の php72-php は、複数バージョンのphpをインストールできるように ファイルの配置や設定ファイルをバージョンごとに分けるような構成にされていますので、複数バージョンをインストールして、場合によって切り替える必要があるという状況でなければ、@remi-safe のパッケージをアンインストールして @remi-php72 の php で、統一する方が良いと思います。

[mochim]

なるほど、私がどこかの操作で別のパッケージをインストールしてしまったためややこしいことになっていたのですね、、
大変詳しくありがとうございます！

切り替え作業は必要ありませんので、アンインストールしてみたところ正常に拡張等も読み込まれました。
どちらも普通にインストールされるものだと思っていましたので勉強・調査不足です...

これで作業が進みます。
ありがとうございました*ˊᵕˋ)੭