AppleScript非対応のアプリケーションについて

Question

AppleScriptに対応していないアプリケーションはAppleScriptでどこまで操作することができますか？
アプリを開くことだけでしょうか？

よろしくお願いします

Answer 1

非対応のアプリケーションでも、起動、終了は行えます。また、操作対象がGUIを持つアプリケーションであれば、「GUI Scripting」という手段を用いてメニューを実行したり、ウィンドウ上のボタンを押したり、テキストフィールドに文字情報を入力したり、ウィンドウ上の文字情報を取得、ポップアップメニューの選択中の項目を取得するなどの操作は可能です。

ただし、これには例外があって、Javaとか他のOSとのクロス開発環境が生成するアプリケーションなど、macOSネイティブのGUI部品を使っていないケースではコントロールできません。

また、ネイティブのGUIっぽく見せていても、その場でプログラムから動的にメニューなどを生成している場合には操作できないこともあります。

さらに、初回実行時にユーザーからの認証を取得する必要があるので、そこでユーザーが操作を間違えると（認証してくれないと）以後の操作が行えません。

Comments

[退会済みユーザー]

勉強になりました！
ありがとうございます

[Piyomaru]

GUI Scriptingは本来のAppleScriptの処理（AppleScript対応アプリケーションに対する処理）よりも、はるかにスピードは遅いですし、操作する前に操作対象のGUI部品が存在するか、イネーブルになっているかチェック（は面倒なので、結局エラートラップを仕掛けて、ダメだったらエラーぐらいでもOK）しています（お仕事用のScriptの場合）。

AppleScript的には、アプリケーションを通じて設定値の取得や設定を行えるケースもありますが、非対応のアプリケーションに対しても、直接設定ファイル（plistファイル）を読み込むとかいった荒技もあります。