IRQとPIC、Local APICとI/O APICの違い

Question

IRQとPICはある程度理解しているのですが、Local APICとI/O APICについてはあまりよく理解していないため、これら2つの違いがわからずにいます。ネット上でAPICの解説をしているサイトが3つほどありますが、それを読んでも腑に落ちてくれません。もしかすると、とんでもない誤解をしているがために、理解が阻害されているのではと思います。

僕はどうすれば、APICについて理解できるようになるでしょうか。というか、こういったときはどう対処するのが適切なのでしょうか？
教えていただけると嬉しいです。

Answer 1

私が参考にしたのは技術文書　OSSについての技術解説
ですが、違いについては割り込み処理の歴史的背景を踏まえた解説がなされています。

元々、IRQだけの頃はNMI（NON MASKABLE INTERRUPT)と割り込みの優先度、またPICでは専用LSIによる優先度、そしてAPICでは割り込み要素の拡大によると理解しています。
NMIを引き合いに出したのは、’絶対処理しないといけない割り込み’から処理によっては処理しなくても影響ない割り込みまでを区別。と考えると頭の整理がしやすいのでは？

Comments

[toshiyan]

おお、わかりやすそうなサイトですね。
このようなサイトをご紹介いただきありがとうございます！

IRQだけの頃にも割り込みの優先度という概念はあったのですね。優先度という言葉はAPICの解説でよく見ますが、IRQではあまり見かけない気がします。
APICでの割り込み要素の拡大、ですか…。どのような要素で拡大したのか、一つでいいので教えていただけないでしょうか？すみません…。

[MasahikoHirata]

APICの登場にはマルチCPU対応が一番になると思います。基本的に割り込みの発生起因（例えばI/Oボード）に適切な割り込み信号。（ハードの複雑化で割り込み信号の衝突や枯渇などが昔論議されていました）マルチCPUではその割り込みをどのCPUが対応するかなどを簡単にする目的と解釈しています。