Ruby上でHashを扱うときにStringとSymbolどちらをKeyにするか

Question

Rubyでハッシュを扱うときにStringをkeyに設定する利点は何かありますか？

ハッシュは内部的にはIntとして扱われているらしいので、実行速度の面でも安全性(打ち間違いによるエラー防止)のためにも多くの場合SymbolをKeyに使ったほうがいい気がしています。

素人考えですのでどなたかStringをKeyに設定するいい場面があったら教えてください。
また、もし特に利点がないのであれば、HashのKeyを全てSymbolにしてしまっても問題がないかが知りたいです。

Answer 1

基本的にはSymbolを用います

Stringを用いる場面としては、なんらかの入力の結果キー含めて作られる・使われるHashの場合
わざわざ入力された文字列をSymbolに変換するのも面倒くさいのでStringをキーにする場面があります。

その他

• Ruby2.2以降文字列キーは自動的にfreezeされる事でSymbolを用いた場合との速度差はだいぶ縮まっています。
• キーをStringにしようがSymbolにしようが結果は同じですので安全性に差はありません。
• Symbolにした方がkey => val記法ではなくkey: val記法を使えるのでちょっと楽
• Railsでは多くのハッシュがstringify_keysによって文字列キー/シンボルキー両対応に変換されているが

個人的には初心者ほど混乱する酷いお節介だと思ってます。

Answer 2

Ruby 2.2未満では、Symbolがガベージコレクトされないため、むやみやたらにSymbolを作っていくとシンボルテーブルを食い尽くす、という問題があったのですが、Ruby 2.2で解消しています。

あと、（Railsあるいはactivesupportを前提とできる環境であれば）どっちをキーにしても出力できる、HashWithIndifferentAccessという選択肢もあります（Qiita）。これはRuby 2.2より前からあるので、内部的には文字列で管理しています。

ちなみに、「打ち間違いによるエラー防止」という意味では、何をキーにしても打ち間違えればnilが返るのは同じなので、そこは差になりません。

Comments

[nasutaro211]

ありがとうございます！
ひとまずそれであればキーを全部Symbolで書いても大丈夫そうですね！