vagrantfileのguest,host番号の設定について

Question

表題の通り、vagrantfileの下記の設定の意味がよく分かりません。
一体何をしているのでしょうか。体系的にご教示いただけますと幸いです。

  config.vm.network "forwarded_port", guest: 3000, host: 3000

Answer 1

Vagrantは仮想サーバーを管理するコマンドになります。
仮想サーバーはハードウェアとしてのOS上に別のOSを起動させるものになります。
このときハードウェア上のOSをホストOSと呼び、仮想サーバー上のOSをゲストOSと呼びます。

ホストOSにネットワークインタフェースがあるようにゲストOSにも仮想ののネットワークインタフェースが作られ、ホスト側のネットワークインタフェースとゲスト側のネットワークインタフェースを繋ぐためのネットワークのブリッジ(仮想のルーターみたいなもの)が作成されます。

通常はゲスト側のIPは仮想に付けられたののなので、ホストPC以外の外部のネットワークからアクセスすることは出来ません。

質問の以下の記述ですが、

 config.vm.network "forwarded_port", guest: 3000, host: 3000

ホスト側のIPでポート番号3000でアクセスされたときゲスト側のIPのポート番号3000にアクセスするようにするための設定です。

上記の設定を行った後ゲスト側でポート番号3000でWEBサーバー(http)を立てた場合
ホスト側PCでは http://localhost:3000 にアクセスしたときにはゲスト側のWEBサーバーにアクセスすることが出来ます。

また外部PCからホストPCのIPアドレスを使用して http://ホストPCのIPアドレス:3000 とすれば外部PCからゲストのWEBサーバーにアクセスすることができます。

またホスト側で同じポート(たとえば 3000)のWEBサーバーが既に立てられていた場合

 config.vm.network "forwarded_port", guest: 3000, host: 3010

このようにホスト側のポート番号を変えることで
ホスト側PCでは http://localhost:3010 にアクセスしたときにはゲスト側のWEBサーバー(ポート 3000)にアクセスすることが出来ます。