工学値は物理量とも呼ばれ、物理的に計測可能な値(質量、距離、力、温度、時間、光度など)の総称です。
シーケンサーに入ってくる数値を、測定された物理量に換算する事が工学値変換です。
例えば、距離の数値が100ミクロンを単位とするものであれば、1は100ミクロンを、10は1ミリメートルを意味します。そして、数値に10を掛けるとミリメートル単位の工学値が得られる訳です。
計算式は、数値が物理量とどのような関係になっているかによって変わってきます。
例えば、超音波距離計から、音波を発生してから返ってくるまでの時間がミリ秒単位の数値でシーケンサーに入ってくるとすると
- 気温摂氏X度の時、音波は毎秒 331+0.6Xメートル進むので、1ミリ秒あたりの距離は(331+0.6X)/1000 メートル。
2) 音波を発してから返ってくるまでの時間がYミリ秒だとすれば、音波が進んだ距離は Y*(331+0.6X)/1000。
3) 往復でY*(331+0.6X)/1000メートルなのだから、物体との距離はその半分のY*(331+0.6X)/2000メートル
というようにして計算式を作ります。
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2018/06/14 13:55