辞書にlambdaを代入することは不適切でしょうか

Question

pythonで処理の分岐をおこなうときに、ディクショナリを使ってみたいと思っています。

たとえば以下のような処理があるとします。

	var=数値

	if var==1:
		//処理１
	elif var==2:
		//処理２
	elif var==3:
		//処理３
	elif var==4:
		//処理４

これを

	dic={
		1:処理１の関数,
		2:処理２の関数,
		3:処理３の関数,
		4:処理４の関数
		}
	var=数値
	dic[var]()

という風にしたいです。

この際、処理が十分短い場合には、

	dic[1]=lambda 処理１

という書き方をしたい気がします。

ただ、PEPでは、lambdaの変数への代入は推奨されていないと聞きます。

そこで質問なのですが、
①上記のようにlambdaを使うことは、やはり控えるべきでしょうか。
②その場合、どのように書くのが適切でしょうか（defで定義した上で代入するのでしょうか）
③lambdaを代入すべきでない実質的な理由はなんでしょうか。

以上よろしくお願いいたします。

Answer 1

PEP8の当該箇所から引用しておきます。

ラムダ式を直接識別子に結びつける代入文を書くのではなくて、常に def 文を使いましょう。

良い:

def f(x): return 2*x
悪い:

f = lambda x: 2*x
はじめの書き方は、結果として生成される関数オブジェクトの名前が、ラムダではなくて f であると明示的に述べています。これは traceback や文字列表現を使うときに役立ちます。代入文を使うと、ラムダ式が提供できる唯一の利点(つまり、大きな式に埋め込めること)を消してしまいます。

はじめに — pep8-ja 1.0 ドキュメント

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PEP8のルールが今回のようなケースに当てはまるかは微妙でしょう（代入せず直接辞書の中にlambdaを書いてしまえば良い）。辞書を作るのは確かに理にかなっています。

ただし、if-elif-elseで書いていくのと比べると、elseに対応するものがないので、気を配る必要があります（キー有無判定を入れる、setdefaultを使う、defaultdictを使う、存在しないキーは絶対に来ないロジックだと割り切る等・・・）。
そうするとごちゃごちゃしてくるので、けっきょくif-elif-elseを連ねるのと大差ないコードの見通しになりそうです。

dict.get(key, default_function)で良いです。puroko3様ご指摘ありがとうございます。これだとそれなりにすっきりするので、if-elif-elseを書き連ねるのと比べてアドバンテージがありそうです。

Comments

[puroko3]

getを使えばelseにも対応できると思うのですがどうでしょうか？

[puroko3]

x = {"a":lambda :"if", "b":lambda :"elif"}

for key in ["a", "b", "c"]:
....print(x.get(key, lambda :"else")())

例えばこんな感じです。

[hayataka2049]

そういえばgetにもdefaultが設定できました。普段ほとんどgetを使わないので把握していませんでした。ご指摘ありがとうございます。

[退会済みユーザー]

ありがとうございました！