CentOS 7 でシャットダウンスクリプトを実行したい

Question

CentOS 7 でシャットダウンスクリプトを実行したいと考えております。

事象

[Unit]
Description=my-oneshot
After=network.target
Before=shutdown.target reboot.target
Requires=network.target

[Service]
Type=simple
ExecStart=/bin/bash -v '/usr/local/bin/my-up.sh'
ExecStop=/bin/bash -v '/usr/local/bin/my-down.sh'
RemainAfterExit=true

[Install]
WantedBy=multi-user.target

上記の内容で、/usr/lib/systemd/system 配下に my-shutdown-cmd.service という Unit ファイルを作成し、 reboot コマンドにより OS の再起動を実行しましたが、スクリプトが実行されておりません。

確認したこと

1. サービスが正常に起動していること

sytemctl status my-shutdown-cmd.service により、Active になっていることを確認しています。

1. 起動スクリプトが正常に起動していること

サービス起動時、 ExecStart に記述したコマンドが実行されていることを確認しています。

1. 手動でサービス停止時に停止スクリプトが正常に起動していること

systemctl stop my-shutdown-cmd.service によりサービスを手動で停止した場合、正常に停止スクリプトが実行されていることを確認しています。

1. OS 再起動時、サービスの停止がされていない可能性があること

OS の再起動を実行した際、Syslog で systemd: Stopping my-oneshot... というようなメッセージが出力されていませんでした。
なお、上記 3. の確認をした際は、 systemd: Stopping my-oneshot... というメッセージが出力されることを確認しています。

補足

'/usr/local/bin/my-up.sh' および '/usr/local/bin/my-down.sh' は、 logger によりログを出力するだけのスクリプトです。

以上となります。
何か単純なミスのような気がして大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

Answer 1

1. OS 再起動時、サービスの停止がされていない可能性があること

OS 再起動の際、journald のログが保存されないからではないでしょうか？
/var/log/journal/ ディレクトリを作成し、journald のログを保存するようにしてみてください。

Comments

[kiyo.s]

TaichiYanagiya さん
ご回答ありがとうございます。
コメントいただいたように、 `/var/log/journal/` を作成したところ、OS 再起動/停止時にサービスが停止し、 `ExecStop` で指定したコマンドが実行されました。

重ね重ね恐縮ですが、どういったロジックでサービスが停止されるようになったのでしょうか。
参照先でもご教示いただけますと幸いです。

[TaichiYanagiya]

もともと ExecStop は実行されていたのだと思います。
logger → journald → rsyslogd → /var/log/messages の流れで記録されますが、おそらく rsyslogd.service が先に停止しているため、/var/log/messages には記録されず、次回起動時に、前回の journald → rsyslogd に送れなかった分を再送しているのだと思います。
試しに、logger を使わずに直接ログファイルに書き出すようにすると、/var/log/journal/ がなくても ExecStop が実行されていることがわかると思います。
/var/log/journal/ に貯めるよりも、「After=network.target rsyslog.service」として、rsyslogd より後に起動／rsyslogd より先に停止するようにした方がいいかもしれません。

Answer 2

Shutdown時に実行するだけならこんな漢字で

[Unit]
Description=my-oneshot
Before=shutdown.target
DefaultDependencies=no

[Service]
Type=oneshot
ExecStart=/usr/local/bin/my-down.sh

[Install]
WantedBy=shutdown.target

Comments

[kiyo.s]

hichon さん
ご回答ありがとうございます。

`RemainAfterExit=true` がないと、OS 起動時にすべての処理がされてしまい、OS シャットダウン時に処理をすることができませんでした。
TaichiYanagiya さんのご回答どおり、journald のログを保存するようにしたところ、私が最初にご質問した .service の設定でシャットダウン時にコマンドが実行されました。

Answer 3

確信はないですが
AfterとBeforeって同時に指定できるのですかね？？
シャットダウンや再起動前に動かしたいと思いますが、Beforeの記載は不要かも。

あと

RemainAfterExit=true

は

Trueに設定されている場合、サービスはすべてのプロセスが終了してもアクティブであるとみなされます。デフォルト値はFalseです。このオプションは、Type = oneshotが設定されている場合に特に便利です。

バッチ処理っぽいので記載は不要(デフォルトのfalse)のような気がします。

https://access.redhat.com/documentation/en-us/red_hat_enterprise_linux/7/html/system_administrators_guide/sect-Managing_Services_with_systemd-Unit_Files

systemctlは慣れないですね。私もあまり理解してないです＞＜

Comments

[kiyo.s]

tenpa さん
ご回答ありがとうございます。

`Before=` および `After=` は意味合いが異なるためへ依存するかなと思っておりました。

`RemainAfterExit=true`
がない場合、OS が起動したタイミングで、下記の1～4のすべての処理がされてしまいます。

1. `ExecStart`が実行
2. サービスが起動
3. `ExecStop` が実行
4. サービスが停止

そのため、 `RemainAfterExit=true` により OS 起動時、1および2の処理のみを実施し、OS 停止時に3および4の処理をしています。