境界外読み取りとはなんですか？

Question

下記に「Linux Kernel における境界外読み取りに関する脆弱性」とあるのですが、境界外読み取りの脆弱性とは何ですか？

http://jvndb.jvn.jp/ja/contents/2017/JVNDB-2017-009965.html

Answer 1

メモリ上の許可された範囲を超えて情報を読み出せる状態のことで、CWE分類では CWE-125となっています。例えば、領域のサイズが128バイトしかないのに、129バイト目以上や、負のインデックスを指示して値を読み出せると、情報漏えいの原因になります。CWE-125のもっとも有名な脆弱性として、HeartBleed(CVE-2014-0160)があります。HeartBleedは一般的には CWE-119（バッファエラー）とされていますが、CWE-125の方が適切です。

Comments

[strike1217]

それって、カーネルレベルでオーバーフローが起こせるってことでしょうか？？

[ockeghem]

読み取りだけではバッファオーバーフローは起こせないですね。それに、一般的にはバッファオーバーフローの方が危険なので、それができるならばバッファオーバーフロー系の脆弱性名がつくと思います。

[strike1217]

あ、そうか！読み取りだけなんですね！
なるほど！！