回答編集履歴
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追記
answer
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@@ -9,4 +9,31 @@
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HDDは電源投入時に自己診断が走り、基本的な機能をテストします。電源を入れると最初にカリカリ音がするのはそれです。物理的に破損していると、この自己診断でコケて、S.M.A.R.Tのログにその記録が残ります(ちなみに自己診断でコケたHDDを接続して電源を入れると、警告が表示されBIOSやUEFIに飛ばされます)。そのようなログがあるかどうかと、先のReallocated Sectors Countの数が物理的な限界にきているのかどうかの一つの基準になります。
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とはいえ、一度I/Oエラーが出たドライブには重要なデータは入れない方がよいです。復旧に関しては既に良い回答があるのでそちらを参考にしてください。
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とはいえ、一度I/Oエラーが出たドライブには重要なデータは入れない方がよいです。復旧に関しては既に良い回答があるのでそちらを参考にしてください。
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-- 追記
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SMART Attributes
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Vendor Specific
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ID# ATTRIBUTE_NAME RAW_VALUE
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1 Raw_Read_Error_Rate 113020384
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4 Start_Stop_Count 159
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5 Reallocated_Sector_Ct 0
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7 Seek_Error_Rate 36783101
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9 Power_On_Hours 25704
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10 Spin_Retry_Count 0
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12 Power_Cycle_Count 148
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183 Runtime_Bad_Block 0
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184 End-to-End_Error 0
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187 Reported_Uncorrect 1278
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188 Command_Timeout 8590065672
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194 Temperature_Celsius 45
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197 Current_Pending_Sector 592
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198 Offline_Uncorrectable 592
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気になる部分だけ抜き出してみました。
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第一印象は稼働時間で、2.5万時間は約3年稼働に当たります。人によっては1万時間を超えたHDDは現役引退させてバックアップ用に格下げしたりしますから、2.5万時間で実際に磨耗(エラー)があるのでしたら、現役引退させてもいいのではないでしょうか。
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Current_Pending_Sectorが592個あるのにReallocated_Sectorが0なので、数値上は「代替えしたいセクタがあるけども使われてない」ということになります。おそらく代替えは書き込み時にしか行われないからでしょう。なので何度かそのセクタに書き込みを試みれば代替えセクタに割り当ててくれるかもしれません。
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[こういう方法](https://blog.tndl.net/2013/12/18/565/smartctl-%E3%82%92%E4%BD%BF%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%B8%8D%E8%89%AF%E3%82%BB%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%92%E8%AA%BF%E3%81%B9%E3%81%A6%E5%BE%A9%E6%97%A7%E3%82%92%E8%A9%A6%E3%81%BF%E3%82%8B/)もあるようですが、個人的にはすべてデータを退避した上で、Windowsなら`chkdsk /r`で不良クラスタをNTFSに登録し、終わった後のSMARTを確認するのが手っ取り早いと思います。Linuxなら`badblocks`で全セクタのテストが行えます(ただしbadblocksはデータは消える前提で使いましょう)。しかしながら、退避したデータをこのHDDに戻して元のように運用したりするのはリスクがありますのでとてもお勧めできません。消えても構わないデータや多重バックアップの一部に使いましょう。
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