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2020/06/11 09:11

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ockeghem
ockeghem

スコア11705

test CHANGED
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  提示していただいてる証明書は「ワイルドカード証明書」というタイプでして、*.wp.xdomain.ne.jp にマッチする任意のホスト名に使える証明書です。maisumakunさんが指摘しているように、これはレンタルサーバー事業者が用意しているものですね。
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  一方エラーになっている理由は、aaaa12345.wp.xdomain.jp というホスト名は先のワイルドカードにマッチしない(.ne.jpと.jpの違い)からです。
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+ 追記しました。
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+ レンタルサーバーは1台のサーバーに複数のホスト(ドメイン名)が同居しています。
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+ www.example.jp,
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+ www.example.com,
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+ www.example.co.jp …が同居する場合、通常それぞれのホスト名に対応した証明書を導入します。これは利用者が持つ独自ドメインの場合はそうなります。
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+ 一方、xdomain.jpはレンタルサーバーが登録しているドメイン名でして、利用者はそのサブドメインを使う形になります。今回のaaaa12345.wp.xdomain.jpは、xdomain.jpのサブドメインです。
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+ このようなケースでは、以下のようなサブドメインがついたサーバーが共存することになります。
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+ lotno75.wp.xdomain.jp
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+ oyakobousai.wp.xdomain.jp
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+ breg.wp.xdomain.jp
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+ yagischool.wp.xdomain.jp
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+ ...
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+ この場合、それぞれのホスト名に対応した証明書を用意してもよいのですが、すべてに共通して使えるSSL証明書があれば便利です。そのような証明書は実際にあり、「ワイルドカード証明書」と呼ばれます。
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+ *.wp.xdomain.jp に対応したワイルドカード証明書の場合、将来、
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+ hogehoge.wp.xdomain.jp や
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+ foo.wp.xdomain.jp がサーバーに追加されても、新たに証明書を登録しなくても、そのままSSL証明書として使えます。
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+ ここまでは、一般論です。
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+ 今回のケースですと、「使えるはずなのにエラーになる」わけですが、その理由は下記の二点です。
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+ (1) ワイルドカードにマッチしないホスト名である
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+ aaaa12345.wp.xdomain.jp というホスト名に対応するワイルドカード証明書は、
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+ *.wp.xdomain.jp
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+ というコモンネームが必要ですが、サーバーにインストールされている証明書は、
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+ *.wp.xdomain.ne.jp
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+ です(.neが余計)。なので、ワイルドカードにはマッチせず、エラーになります。
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+ (2) 証明書自体が正規のものでない
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+ このサーバーにインストールされている証明書は正規の証明書ではなく、自己署名(オレオレ証明書)のようです。このため、仮にワイルドカードがマッチしていても、どのみちエラーになります。