回答編集履歴
1
誤字・脱字の修正
test
CHANGED
@@ -10,11 +10,11 @@
|
|
10
10
|
|
11
11
|
|
12
12
|
|
13
|
-
さて、松本さんがスゴイ腕前で、C++がばりばり書けるのか、というと、そうでも無いようです。もっというとCに関してすら、そうでも無いようです。松本さんが書いた初期のRubyは本当に遅く、Rubyのコア部分(インタプリンタの根幹をなす部分)は笹田耕一さんが書いたYARVに置き換わり、現在のRubyも笹田さんが中心になって書いているようです。
|
13
|
+
さて、松本さんがスゴイ腕前で、C++がばりばり書けるのか、というと、そうでも無いようです。もっというとCに関してすら、そうでも無いようです。松本さんが書いた初期のRubyは本当に遅く、Rubyのコア部分(インタプリンタの根幹をなす部分)は笹田耕一さんが書いたYARVに置き換わり、現在のRubyのコアも笹田さんが中心になって書いているようです。
|
14
14
|
|
15
15
|
|
16
16
|
|
17
|
-
なんだ、まつもとゆきひろはたいしたことがないな、ということではありません。松本さんの言語そのものに対する知識や研究の度合いはかなり深い物があります。現在のRubyはコミュニティーでの合議で仕様が決まっていきますが、最後はMatzがそう言うならで決まっている場合も少ないようです。新しい言語を作ることは、その実装よりも、その設計の方が、遥かに重要で、遥かに難しいのです。
|
17
|
+
なんだ、まつもとゆきひろはたいしたことがないな、ということではありません。松本さんの言語そのものに対する知識や研究の度合いはかなり深い物があります。現在のRubyはコミュニティーでの合議で仕様が決まっていきますが、最後はMatzがそう言うならで決まっている場合も少ないないようです。新しい言語を作ることは、その実装よりも、その設計の方が、遥かに重要で、遥かに難しいのです。
|
18
18
|
|
19
19
|
|
20
20
|
|
@@ -38,11 +38,11 @@
|
|
38
38
|
|
39
39
|
|
40
40
|
|
41
|
-
知識だけがあってもそれを生かしきれなければ意味がありません。彼らの仕事は今まで誰もやってこなかったことを創造することです。といっても、既存の道具を使わないというわけでは無く、そのほとんどは、既にあるものの組合せに過ぎません。ただ、目的を達成するには何を組み合わせれば良いのか、そして新たな組合せによって何ができるようになるのか、そういったことをシュ
|
41
|
+
知識だけがあってもそれを生かしきれなければ意味がありません。彼らの仕事は今まで誰もやってこなかったことを創造することです。といっても、既存の道具を使わないというわけでは無く、そのほとんどは、既にあるものの組合せに過ぎません。ただ、目的を達成するには何を組み合わせれば良いのか、そして新たな組合せによって何ができるようになるのか、そういったことをシミュレートや実践を繰り返し、最適を探り出すのが彼らです。その組合せにこそ新しさがあり、彼らの仕事が「魔法」に変わるのです。
|
42
42
|
|
43
43
|
|
44
44
|
|
45
|
-
全くの未知の何かを作り出すのは研究者の仕事であり、彼らの仕事ではありません。彼らがやっていることは既存技術の応用にすぎません。と言っても、何を適用するかというのは本当に難しいことです。言ってみれば、数学の応用問題を解いていくようなものです。数学の応用問題は習った基本的な手法を使えば解くことができます。ですが、複数の手法の中から、最適なものを選び出し、かつ、組み合わせなければ解くことができません。そこには「この場合はこれをする」という決まり切ったマニュアルなんて
|
45
|
+
全くの未知の何かを作り出すのは研究者の仕事であり、彼らの仕事ではありません。彼らがやっていることは既存技術の応用にすぎません。と言っても、何を適用するかというのは本当に難しいことです。言ってみれば、数学の応用問題を解いていくようなものです。数学の応用問題は既に習った基本的な手法を使えば解くことができます。ですが、複数の手法の中から、最適なものを選び出し、かつ、適切に組み合わせなければ解くことができません。そこには「この場合はこれをする」という決まり切ったマニュアルなんてものは無く、色んな事例や、これまでの知識から、一つ一つできそうなことを試していくしかないのです。
|
46
46
|
|
47
47
|
|
48
48
|
|