SQL left join の入れ子について

Question

社員名簿を考える。
マスターテーブル(ここでは便宜的に、ID と name だけを持つテーブル、
変更の少ないテーブルの意味で)が複数ある。

t_性別

+----+------+
| id | name |
+-----------+
| 1  | 男性 |
+-----------+
| 2  | 女性 |
+----+------+

t_事業所

+----+--------+
| id | name   |
+----+--------+
| 1  | 東京   |
+----+--------+
| 2  | 大阪   |
+----+--------+
| 3  | 名古屋 |
+----+--------+
...

t_部署

+----+------+
| id | name |
+----+------+
| 1  | 営業 |
+----+------+
| 2  | 技術 |
+----+------+
| 3  | 製造 |
+----+------+
...

社員名簿のテーブルには
性別, 事業所, 部署等はそれぞれマスターの id が入力されている。

t_社員名簿

+----+---------+-----------+------+--------+------+
| id | surname | givenname | 性別 | 事業所 | 部署 |
+----+---------+-----------+------+--------+------+
| 1  | doe     | john      |    1 |      2 |    2 |
+----+---------+-----------+------+--------+------+
| 1  | doe     | jane      |    2 |      1 |    1 |
+----+---------+-----------+------+--------+------+
| 1  | foo     | bar       |    2 |      1 |    3 |
+----+---------+-----------+------+--------+------+
...

を以下のように出力させたい。

+----+---------+-----------+------+--------+------+
| id | surname | givenname | 性別 | 事業所 | 部署 |
+----+---------+-----------+------+--------+------+
| 1  | doe     | john      | 男性 | 大阪   | 技術 |
+----+---------+-----------+------+--------+------+
| 1  | doe     | jane      | 女性 | 東京   | 営業 |
+----+---------+-----------+------+--------+------+
| 1  | foo     | bar       | 女性 | 東京   | 製造 |
+----+---------+-----------+------+--------+------+
...

この場合、以下の SQL で得られる。

select 
    t_社員名簿.id
    , t_社員名簿.surname
    , t_社員名簿.givenname
    , t_性別.name
    , t_事業所.name
    , t_部署.name
from
    ((t_社員名簿 left join t_性別 on t_社員名簿.性別 = t_性別.id)
        left join t_事業所 on t_社員名簿.事業所 = t_事業所.id)
            left join t_部署 on t_社員名簿.部署 = t_部署.id

わけですが、
t_社員名簿に(リレーションのある)フィールドが増えれば増えるほど、
left join の入れ子が増えて、とても可読性の悪いものに...

みなさんはどのように記述されているのでしょうか?
ご意見いただければと

[補足]
おおむね、access で使用しています(まれに、SQL Server)。

Answer 1

Accessのコンセプト自体がGUI経由のクエリ作成が中心なので、
クエリを直接いじる場合の不便さは異常なんですよね・・・

Accessならクエリをメンテナンスする際は、
エディタに退避して整形した上で直しますが、
Accessに張り直した後に選択クエリを開き直したりすると速攻でAccess側でインデントが無効化されるので、
そこはもうそんなものとして諦めています^^;

話は変わりましてAccessには限ったことでないですが、
個人的にはクエリを見やすくしたり、修正しやすくする上で以下を意識しています(あまり質問とは関係ない)。

• インデントを頑張る(といっても初期値を好みに設定してSQLエディタの自動整形一発がほとんどで頑張ってはない)
• SQLの予約語は大文字で統一(好み)
• カラム間の区切り方は前カンマ派(好み)

2つ目と3つ目は宗教戦争を引き起こしかねない部分なので、
あくまで参考程度に記載しています。

2つ目は大文字で統一と言ってはいますが、
テーブル名やカラム名も英大文字ベースだとメリハリがつかないので、
その場合は小文字のままとかもやったりします。
3つ目はカラム増減に関するSELECT句の修正は、
大体末尾側への追加・削除が多いので、前カンマの方が末尾消した場合にコンパイルエラーにならないよねとかいうそんなレベルです。

Answer 2

私はインデントを頑張っています。自分ルールなので読みやすいかは不明ですが。
なので開き直すとインデントがなくなる事があるAccessはあまり使わないようにしてます。

例えば、以下の様な感じです。
そのときそのときで多少は変わりますけど、joinとonの対応関係がわかるように気を付けています。

SQLのリフォーマットが優秀なエディタが利用できるならそれに従います。

select 
    t_社員名簿.id
～省略～
    , t_部署.name
from
    ( ( t_社員名簿 
        left join t_性別 
          on t_社員名簿.性別 = t_性別.id
      )
      left join t_事業所 
        on t_社員名簿.事業所 = t_事業所.id
    )
    left join t_部署 
      on t_社員名簿.部署 = t_部署.id

プロポーショナルフォントだと崩れますけどね。

Comments

[gr883e5b]

やはり、access の (left) join は入れ子が不可避なのですね。

"開き直すとインデントがなくなる" access のクソ仕様には辟易しております。
vim(+プラグイン)で編集、貼り付けとめんどくさいことをしております。

Answer 3

社員（社員_ID,事業所_ID,部署_ID,社員名)
事業所（事業所_ID,事業所名)
部署（部署_ID,部署名)

と設計して

SELECT * FORM 
 社員 LEFT JOIN 事業所 USING(事業所_ID)
      LEFT JOIN 部署  USING(部署_ID) 
WHERE
      部署_ID = 1

とするが アクセスでは使えないはずなので

アクセス自体DBMSに選ばない

またあまりJOINしたくないなどの場合

マスタテーブルであるならば

SELECT
　　　社員.*,
　　　(SELECT 事業所名 FROM 事業所 WHERE 事業所.事業所_ID = 社員.事業所_ID) AS 事業所名,
　　　(SELECT 部署名　 FROM 部署　 WHERE 部署.部署_ID     = 社員.部署_ID) AS 部署名
FORM 
 社員 
WHERE
      部署_ID = 1

とする

Answer 4

LEFT JOINを複数行う場合に括弧が必要だというのは、どうやらAccess特有のようです。

多くのDBエンジンで、LEFT JOINを複数つなげてもそのまま認識してくれるとのことです。