GAS 送付エラーになったメールアドレスをスプレッドシートに出力したい。

実現したいこと

GAS 送付エラーになったメールの内容を重複なくスプレッドシートに出力したい。

前提

Googleフォームの回答をトリガーに、フォームに入力されたアドレスへメールが自動送信されるGASを作成しました。
その際に入力されたアドレスにメールが届かない(送付エラー)場合に、その内容(日時、件名、本文、メッセージID)をスプレッドシートに出力するGASを作成したいです。

仕組みとしては、
1,エラーメールを受信するとにGメール内で作成した「送付エラー」ラベルが付く
2,プログラムが実行されると、スプレッドシートに出力され、該当メールに「処理済み」ラベルが付く
4,次回実行時は「処理済み」ラベルが付いたメールを除いてプログラムを実行される。(重複して出力されない)
というようなものです。

発生している問題

プログラムを実行すると、「処理済み」のメールフォルダに入っているメールの内、本日送付エラーになった別のメールの内容もスプレッドシートに出力されてしまう。
(昨日以前に送付エラーになっているメールは出力されないので、プログラム上では当日についた処理済みラベルは検知されないのでしょうか…？)

該当のソースコード

//送付エラーのメール内容をスプレッドシートに吐き出すGAS

function getGmailToSS() {
const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
const sheet = ss.getSheetByName('errordata_gmail');

const searchlabel = '"送付エラー"';

const threads = GmailApp.search('label:(' + searchlabel + ') -label:処理済み');

let lastRow = sheet.getRange("A:A").getValues().filter(String).length + 1;
 
for(const n in threads){
    const thread = threads[n];
    const msgs = thread.getMessages();
    msgs

for(m in msgs){
    const msg = msgs[m];
    const date = msg.getDate();
    const subject = msg.getSubject();
    const body = msg.getPlainBody();
    const id = msg.getId();
if(msgs.length > 0){
    sheet.getRange(lastRow,1).setValue(date);
    sheet.getRange(lastRow,2).setValue(subject);
    sheet.getRange(lastRow,3).setValue(body);
    sheet.getRange(lastRow,4).setValue(id);
    lastRow++
    const label = GmailApp.getUserLabelByName('処理済み');
    thread.addLabel(label);
   }
  }
 }
}

補足

メールのラベルは問題なく作動しています。
スプレッドシートへの出力も重複する事以外は問題なく出力されています。

GAS プログラミング共に初心者のため、初歩的なミスも含まれるかもしれませんがよろしくお願いいたします。

sawa

2021/12/21 05:51 編集

初歩的というわけじゃなくて、たぶんエラーメールが同じスレッドになってる為に発生している問題かと思います。 Gmailはスレッドという考え方が基本にあるようで手動だと個々のメッセージ単位で出来る「未読」や「ラベル」の検索、絞り込みがGASから実行するとスレッド単位で扱われてしまうのです。 GAS上でGmailAPIを使わないとメッセージ単位でラベルを扱うのは無理っぽいです。この点に触れてる日本語のサイトが少ないんですよねー。 https://teratail.com/questions/334825 https://developers.google.com/gmail/api/reference/rest/v1/users.messages/get

k_k

2021/12/21 08:34

sawaさん、ご回答ありがとうございます。そうなんですね、スレッド単位で扱われてしまうという考えはなかったです。勉強になりました！ちなみに、他に実現する方法はなにかありそうでしょうか…？？

sawa

2021/12/21 08:54 編集

GmailAPIを使わない方法だと、やり方を変えていくしかないです。ラベルだとメール毎の判別ができないので、例えば「処理済み」のメールに対して・スターをつける・ゴミ箱に入れる・未読（または既読）にするといった処理をすることで、検索ではそれらもスレッド毎抽出されてしまいますが、その後メッセージ毎に判別することが出来るので ifで処理を分ければ良いです。 https://developers.google.com/apps-script/reference/gmail/gmail-message ↑ isなんちゃらというメソッドが使えると思います。処理の書き方はこの辺りが参考になるかと。 https://teratail.com/questions/292371

k_k

2021/12/22 07:41

ありがとうございます。参考にさせていただきます。

行動規範の内容に同意します

回答1件

ベストアンサー

よくよく質問のコードを見たら、メッセージ毎のIDもスプレッドシートに書き出しているので、
そのIDをもとに重複排除すれば良いですね。回答を入れておきます。

setValue をまとめて setValues にしている部分と、「処理済み」ラベルはどうせスレッド単位でしか付与できないので、場所を移してますが、それ以外はなるべく元のコードをいかしてます。

既に書き込まれているメールが重複しないようにする為、
A列のデータから取得されていた最終行を D列のデータに変更し、
D列データ（メッセージID）の配列を使いました。

GmailAPIを使わない方法

GAS
1function getGmailToSS2() {
2  const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
3  const sheet = ss.getSheetByName('errordata_gmail');
4
5  const searchlabel = "送付エラー";
6
7  const threads = GmailApp.search('label:(' + searchlabel + ') -label:処理済み');
8
9  const msgIdArray = sheet.getRange("D:D").getValues().filter(String).flat();
10  let lastRow = msgIdArray.length + 1;
11
12  for(const n in threads){
13    const thread = threads[n];
14    const msgs = thread.getMessages();
15    msgs
16
17    for(m in msgs){
18      const msg = msgs[m];
19      const id = msg.getId();
20
21      if(msgIdArray.includes(id)) continue;　//IDがD列に既に存在する場合はスルー
22
23      const msgData = [[msg.getDate(),msg.getSubject(),msg.getPlainBody(),id]];
24      sheet.getRange(lastRow,1,1,4).setValues(msgData);　//まとめて書き込み
25
26      lastRow++
27    }
28
29    const label = GmailApp.getUserLabelByName('処理済み');
30    thread.addLabel(label);
31 }
32}
33

GmailAPIを使う方法

ついでにGmailAPIを使ったメッセージ単位でラベルを扱う回答も入れておきます。
（検索した感じ、日本語での解説があまり見当たらなあったので）

ハードル高そうですが、GAS内で簡単な処理をする分にはそうでもないです。
ただ、事前準備が必要になります。

プロジェクトにGmailAPIを追加（サービスのところから）
事前にGmailAPIを使ってラベルIDを取得しておく（以下のコードのログから確認）

GAS
1function listLabels() {
2  const labels = Gmail.Users.Labels.list('me');
3  console.log(labels); 
4}

↑ ラベル名で探し該当のオブジェクト内にある Label_****　というのがラベルIDで、これを使います。
今回だと「送付エラー」と「処理済み」のラベルIDを使う。

↓メッセージ（メール）単位でラベルをチェックし処理するコード

GAS
1function getGmailToSS3() {
2  const ss = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet();
3  const sheet = ss.getSheetByName('errordata_gmail');
4
5  const searchlabel = "送付エラー";
6
7  const threads = GmailApp.search('label:(' + searchlabel + ') -label:処理済み');
8
9  let lastRow = sheet.getRange("A:A").getValues().filter(String).length + 1;
10
11  const errorLabelId = "Label_****"; //送付エラーラベルのID
12  const doneLabelId = "Label_****";　//処理済みラベルのID
13
14  for(const n in threads){
15      const thread = threads[n];
16      const msgs = thread.getMessages();
17      msgs
18
19    for(m in msgs){
20      const msg = msgs[m];
21      const id = msg.getId();
22      const msgLabelIds = Gmail.Users.Messages.get('me',id).labelIds; //GmailAPIでメッセージ単位のラベルIDの配列を取得
23
24      if(msgLabelIds.includes(doneLavbelId))　continue;　//取得したラベルIDに「処理済み」のIDが含まれていたら スルー
25  
26      const msgData = [[msg.getDate(),msg.getSubject(),msg.getPlainBody(),id]];
27      sheet.getRange(lastRow,1,1,4).setValues(msgData);　//まとめて書き込み
28    
29      lastRow++
30
31      //メール単位で「処理済み」ラベルを設定
32      Gmail.Users.Messages.modify({
33        'addLabelIds': [doneLabelId]
34      }, 'me', id);
35      
36    }
37  }
38}