if文の正しい使い方

Question

前提・実現したいこと

こんにちは、独学でプログラムの勉強をしています。
ふと気になったことがあるので、質問させていただきます。

「どちらのコードが優れているのか」というだけの質問になります。
どちらを使うべきなのか、どなたかご教授いただけないでしょうか。

比較コード①

fn print_greeting(hour: i32) {

    if hour < 1 || hour > 24 {
        println!("{}", "Please input between 1 - 24")
    } else if hour >= 4 && hour <= 10 {
        println!("{}", "Good morning.")
    } else if hour >= 11 && hour <= 17 {
        println!("{}", "Good evening.")
    } else {
        println!("{}", "Good night.")
    }

}

比較コード②

fn print_greeting(hour: i32) {

    let mut print_words ="Please input between 1 - 24";

    if hour >= 4 && hour <= 10 {
        print_words = "Good morning."
    } else if hour >= 11 && hour <= 17 {
        print_words = "Good evening."
    } else if hour >= 18 && hour <= 3{
        print_words = "Good night."
    }

    println!("{}", print_words)
}

比較コード③

fn print_greeting(hour: i32) {

    let print_words = if hour < 1 || hour > 24 {
        "Please input between 1 - 24"
    } else if hour >= 4 && hour <= 10 {
        "Good morning."
    } else if hour >= 11 && hour <= 17 {
        "Good evening."
    } else {
        "Good night."
    };

    println!("{}", print_words)
}

補足

おそらく②と③の差はあまりないと予想しています。
どちらでもよいのだろうなという憶測です。

しかし、①と②については
どちらの方が好ましい表現なのか、知りたいです。

関数呼び出しが少ないのは①ですし、変数への代入が少ないのは②ですが、これはどちらが
”優れた書き方”なのでしょうか？

Comments

[takasima20]

個人の好みの問題かなって気がする。それより正常ルートと異常ルートが混在してるのが気になるかなあ。

Answer 1

まず一般論としては、「優れたif文の書き方」というものが一意に定まることはなく、ケースバイケースだと思います。
そのうえで、それぞれの書き方がどのような場合に向いているのかを考えるのがいいのではないでしょうか。

比較コード1ですが、例えば条件によって実行する内容を変えたければこれを選択することになりそうです。具体的には1つ目の条件はエラー処理ですので、そこだけはprintlnではなくeprintlnにしたくなったりResult型でエラーを返したくなるかもしれません。
その一方で、もし出力処理を変えたくなった場合（例えばprintlnではなく、ロガーライブラリ経由で出したいとか）には、4か所書き換える必要があり他のコードより変更が大変ですね。

比較コード2と3は似ていますが、print_wordsがmutかそうでないかという違いがあります。もし比較コード2でif文とprintlnの間にいろいろな処理が入ってくると、その間にprint_wordsの値が間違って変更される可能性を考慮する必要がありますが、コード3ではその可能性はありません。（間違って変更しようとするとコンパイルエラーとなります）
そのため変更する可能性のない変数はできるだけmutを付けない方が望ましいですが、if文の部分がもっと複雑なfor文だったりするとケース3のように書くのが難しく、mutにした方がすっきりする場合もあります。
そのような場合は以下のように、値が確定した後に不変にすることができます。

    let mut print_words ="Please input between 1 - 24";

    if hour >= 4 && hour <= 10 {
        print_words = "Good morning."
    } else if hour >= 11 && hour <= 17 {
        print_words = "Good evening."
    } else if hour >= 18 && hour <= 3{
        print_words = "Good night."
    }

    // print_wordsを不変にする
    let print_words = print_words;

また、補足にて懸念されている関数呼び出しや代入ですが、これらのコードは最適化によって概ね同じコードになると考えていただいていいと思います。
（またそもそも「print_greetingが数千万回呼ばれる」というわけでもなければ、速度より可読性や改修しやすさを優先すべきです）

最後に自分ならどう書くかを書いておきます。

fn print_greeting(hour: i32) {
    if hour < 1 || hour > 24 {
        // エラー処理（本当はprint_greetingからResultを返したい）
        panic!("Please input between 1 - 24");
    }

    let print_words = match hour {
      4..=10 => "Good morning.",
      11..=17 => "Good evening.",
      _ => "Good night.",
    };

    println!("{}", print_words)
}

Answer 2

いまどきのコンパイラだとよろしくやってくれて結果には全然差がない、なんてことにはなりそうですが。
Rustはまだかじり始めたところですが、C/C++も含めて自分で書くなら、

    let print_words = 
    if hour < 1 {
        "Please input between 1 - 24"
    } else if hour <= 10 {
        "Good morning."
    } else if hour <= 17 {
        "Good evening."
    } else if hour <= 24 {
        "Good night."
    } else {
        "Please input between 1 - 24"
    } ;

でしょうか。Please input between 1 - 24が二度あるのが微妙ですが。

質問の主眼ではないかもしれませんが、if hour <= 10 で引っかからずにelseに到達したなら必ず11 <= hourは真ですから、else if 11 <= hour && hour <= 17 はちょっとなぁ、と思います。hour <= 17だけ調べれば十分でしょう。
それと、私の習慣的なところでは
hour <1 || 24 < hour //hourがある範囲の外
1 <= hour && hour <= 24 //hourがある範囲の内
と書きたくなります。