前提
- ユーザーが記事を書いて投稿するサービスをFirebaseを使って作成しています
- 記事は公開/非公開を切り替えることができます
- 記事の公開/非公開はユーザードキュメントのサブコレクションでそれぞれ管理しています
- 記事の作成時は
/post
ページで行ない、更新時は/{articleID}/edit
ページで行ないます - 記事の作成時にcreatedAtを作成し、記事の更新時にupdateAtを作成します
- 非公開の記事は作成時も更新時もcreatedAtとupdateAtが不要です
- Firestoreの構造は現状下記の通りです([]がコレクションで{}が変数です)
[users] - {uid} - uid: string - name: string - [public] 公開記事のコレクション - {articleID} - title: string - body: string - createdAt: timestamp - updateAt: timestamp - [draft] 非公開記事のコレクション - {articleID} - title: string - body: string - createdAt: timestamp - updateAt: timestamp
- 記事の作成または更新時の処理は下記ケース別に処理しています。
- 記事作成時:[public]または[draft]にset - 記事更新時 - 公開 → 非公開:[public]の該当ドキュメントをdelete、[draft]にset - 非公開 → 公開:[draft]の該当ドキュメントをdelete、[public]にset - 公開/非公開を変えず、記事の内容のみを変える:同じドキュメントにset
該当のソースコード
- Reactを使用しています
- 下記のようなカスタムフックにまとめています
javascript
1type EditType = "post" | "edit"; // 記事作成時="post"、記事更新時="edit" 2type SaveType = "public" | "draft"; // 記事を保存するとき="public"、記事を非公開にするとき="draft" 3 4const useEdit = (editType: EditType) => { 5 6const [currentArticle, setCurrentArticle] = useState({title: "", body: ""}) 7useEffect(() => { 8 // 記事更新時ならFirestoreから記事データ取得 9 if(editType !== "edit") return; 10 const articleData = ... 11 setCurrentArticle(articleData); 12}, []) 13 14const save = (saveType: SaveType) => { 15 ... 16 const userDocRef = doc(collection(db, "users"), user.uid); 17 const del = saveType === "public" ? "draft" : "public"; 18 const setRef = doc( 19 collection(userDocRef, saveType), 20 articleID 21 ); 22 const delRef = doc( 23 collection(userDocRef, del), 24 articleID 25 ); 26 const batch = writeBatch(db); 27 const articleObj = 28 editType === "post" 29 ? { 30 ...currentArticle, 31 authorUid: user.uid, 32 articleID: articleID, 33 createdAt: serverTimestamp(), 34 } 35 : { 36 ...currentArticle, 37 updateAt: serverTimestamp(), 38 }; 39 editType === "post" ? batch.set(setRef) : batch.update(setRef); 40 batch.delete(delRef); 41 ... 42}
発生している問題
- 作成/更新するオブジェクトのプロパティの種類に差異があり、かつsetメソッドを使っているため、公開/非公開を切り替えると消えるプロパティと増えるプロパティが発生します。
作成/更新時に作成するarticleObjの中身を統一すればよいかもしれませんが、その場合authorUidやarticleIDなどの更新する必要が無いプロパティもupdate
することになるのと、元のcreatedAtのtimestampの値が取得できません。
timestampはクライアントでは使えないっぽいので、stringに変換しています。
stringからtimestampに変換できればこの方法でよいと思いますが、調べたところ無理そうでした。
また、createdAtのみstringに変換してDBに保存すれば、update
時に元のcreatedAtとしてプロパティに含めることができそうですが、stringにしてしまうとcreatedAtを使ったソートができなくなるっぽいのでこの方法はとれないです。
- 公開/非公開を変更しない更新時に
set
メソッドを使っています。
updateメソッドの方がふさわしいと思いますが、update
の代わりにset
を使っても大きなデメリットが無いようであれば、set
のままでもよいと考えています。
- 作成/更新のケース別に生成するオブジェクトとメソッドを切り替えるとよい気がしましたが、煩雑になりそうです。
思いつく限り、下記のパターンがあります。
ケース | createdAt | updateAt | コレクションとメソッド |
---|---|---|---|
公開記事作成 | 要 | 不要 | publicにset |
非公開記事作成 | 不要 | 不要 | draftにset |
公開記事内容のみ更新 | 不要 | 要 | publicにupdate |
非公開記事内容のみ更新 | 不要 | 不要 | draftにupdate |
公開→非公開 | 不要 | 不要 | publicにdelete、draftにset |
非公開→公開 | 不要 | 要 | publicにset、draftにdelete |
上記のパターンでそれぞれオブジェクトとメソッドを切り替えることができるかは分かりません。
実現したいこと
- できれば
set
とupdate
を適切な形で使い分けたいです - createdAtとupdateAtをtimestampのままDBに保存したいです(
orderby
で使用するため) - できるだけシンプルな処理にしたいです
「こういったFirestoreの構造にすれば簡潔になる」ということがあれば構造の変更はいとわないです。
補足情報(FW/ツールのバージョンなど)
- Firebase v9
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