Golang. <-ctx.Done()の発火タイミング

Question

前提・実現したいこと

Golang gorutine 内の<-ctx.Done()について理解したい。

発生している問題

以下の記事で
https://qiita.com/p1ass/items/462209fe73ece1238d85

    go func() {
        <-ctx.Done()
        r.mutex.Lock()
        delete(r.messageChannels, user)
        r.mutex.Unlock()
        r.redisClient.Del(user)
    }()

上記のようなコードが出てきますが、
<-ctx.Done()の部分がどうしても理解できません。

<-ctx.Done()
このようなコードは下記のように
case <-ctx.Done():

select caseと共に使用してキャンセル時に発火するというような解説はよく見かけるのですが、

    go func() {
        <-ctx.Done()

上記のような場合はどのように処理が進むのでしょうか？

ご回答頂けますと幸いです。

Answer 1

context.Canceledまたはcontext.DeadlineExceededがctx.Err()で返される状態になったら発火します。

そうなる条件は以下の2つです。

• 「conetxt.WithCancel()が返すcancelFuncを呼んだ時」
• 「context.WithDeadline()またてゃconttext.WithTimeout()が設定する時刻が経過した時」

なので下記の「...」部分が実行されるのは以上の条件が成立するまで待たされます。
（つまり、このgorouttineは何かの終了を待って後始末をするために待機するという役割です。）

go func() {
        <-ctx.Done()
        ...
}

ちなみにcontext.Background()が返すContextでは<-ctx.Done()が発火することはありません。

Comments

[Shika_Tech]

回答ありがとうございます！

> 「conetxt.WithCancel()が返すcancelFuncを呼んだ時」
> 「context.WithDeadline()またてゃconttext.WithTimeout()が設定する時刻が経過した時」

上記２点ですね、理解できました。

goroutine内で使われる時は select case しないのが一般的なのでしょうか？
それとも キャンセル時の処理しか必要ない為に select case を書いてないだけなのでしょうか？

[nobonobo]

多くの用途では繰り返しの中で中断する時にselectでハンドルします。
selectでハンドルしないのは少ないかな。

[Shika_Tech]

なるほどですね！ありがとうございました！