gpgコマンドにおける共通鍵の生成方法

Question

Linucの参考書を確認していたら

共通鍵を使用したファイルの暗号化というセクションがあり以下のコマンドでファイルの暗号化を行っていました。

gpg -c secret.txt

そのあとで元にもどすコマンドで以下のコマンドを実行していました。

gpg secret.txt.gpg

これでファイルを元にもどしているのですが
gpgコマンドではデフォルトでは一番新しく生成した鍵をデフォルトとして復号化、暗号化のカギに使用するのでしょうか？

複数の鍵が公開鍵のキーリングもしくは秘密鍵のキーリングに設定されていた場合には
上記コマンドはどのようなふるまいをするのかをどなたか教えていただけませんでしょうか？

また共通鍵方式などで共通の鍵を使用する場合に指定の鍵を使用する場合のオプションを調べたのですがそれらしいものがなかったので
どなたか教えていただけませんでしょうか？

Answer 1

"-c"を用いた、共通鍵（対称鍵）を用いた暗号化では、
鍵はその都度、乱数（＋そのときに入力するパスフレーズ）から生成されます。

そのため、

＞gpgコマンドではデフォルトでは一番新しく生成した鍵をデフォルトとして復号化、暗号化のカギに使用す＞るのでしょうか？
＞
＞複数の鍵が公開鍵のキーリングもしくは秘密鍵のキーリングに設定されていた場合には
＞上記コマンドはどのようなふるまいをするのかをどなたか教えていただけませんでしょうか？

キーリングに保管されている鍵は利用されません。

＞また共通鍵方式などで共通の鍵を使用する場合に指定の鍵を使用する場合のオプションを調べたのですがそれらしいものがなかったので

共通鍵（対称鍵）を用いた暗号化には、「指定の鍵を使用する」という概念がありません。

参考：
https://security.stackexchange.com/questions/200862/the-passphrase-in-gnupgs-symmetric-vs-asymmetric-encryption-schemes
（Answer : gpg symmetric encryption creates a random symmetric key and encrypts that key using the passphrase along with a random salt.
https://qiita.com/spiegel-im-spiegel/items/079d69282166281eb946
（「セッション鍵のみで暗号化する」）