内部ポインタのズレとは何でしょうか？

Question

内部ポインタのズレとはどういう事で、それが生じることで何が起きるのでしょうか？

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rubyを勉強している途中で、Qiita記事の中で、内部ポインタのズレが生じるとあったのですが、調べても理解が難しかったので教えてください。

以下のコードが、each内でdeleteした場合に内部ポインタのズレで、思った出力ができないコーです。

target = ['hoge', 'fuga'] # 元となるデータ
list = ['hoge', 'fuga'] # 削除対象の文字列のリスト
target.each do |str|
  target.delete(str) if list.include?(str)
end
p target # ["fuga"]

以下のコードが、上のコードの内部ポインタのずれを解消したコードです。

target = ['hoge', 'fuga'] # 元となるデータ
list = ['hoge', 'fuga'] # 削除対象の文字列のリスト
target.each_with_index do |str|
  p target[0] # 'hoge'
  target.delete(str) if list.include?(str)
  p target[0] # 'fuga'
end
# 要素数(hoge削除後のfuga1個)とループの数(hogeを削除したときの1回)が一致したので1周しかしない
p target # ['fuga']

Answer 1

一般論として、「.eachで配列をたどりながら、その配列の要素を増減させる」ような操作を行うと、環境によっては正しく動作しない、という話です。

言語によってはどう動くか厳密に定義されている場合もありますが、Rubyの場合はそうではなさそうなので、難しいことは考えずに、「.eachで配列をたどりながら、その配列の要素を増減させる」ような操作を避けるのが賢明です。

Answer 2

以下のコードが、上のコードの内部ポインタのずれを解消したコードです。

いえ、元記事と思われるものを見ましたがそのコードは現象を説明しようとしているコードにすぎません。
現象を回避するだけであれば

list.each do |str|
  target.delete(str)
end

で十分ですし記事にあるようにdelete_ifやArray#-メソッドを用いたほうが良いでしょう。

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現象を説明すると
配列の列挙中に対象配列の要素の減少が起こった事ですべての要素を列挙しなくなります。

Comments

[退会済みユーザー]

元記事の確認までありがとうございました。
確認不足で２つ目の貼り付けたコードの内容を勘違いしていました。ご指摘ありがとうございます。
紹介して頂いたコードなども試している最中に、元のコードにある`target.each`を`list.each`へ変更しても内部ポインタのズレは無く`target`を全削除できたのですがこの書き方でも問題ないのでしょうか。

```ruby
list.each do |str| 　　　 #この行のtargetをlistへ変更しました
target.delete(str) if list.include?(str)
end
```

[asm]

list.include?(str)ですと常にtrueを返すので特に意味がないですね

> 元のコードにある`target.each`を`list.each`へ変更
常にこの書き換えができるかは疑問ですが、今回のケースならば問題ありません。