日本語ロケールの時刻表示で『日』『時』『分』が表示されない

改善したい状況
シェルのコマンドで、ls -l を実行した際、 7月17 16:35 のように時刻表示されるが、7月17日 16時 35分のように表示させたい。

試みたこと
coreutils の ja.po を変更し、

ja.po
1#: src/ls.c:790
2msgid "%b %e %H:%M"
3-msgstr "%b %e %H:%M"
4+msgstr "%b %e日 %H時 M分”

のように変更することで、当該コマンドで目的の表示をさせることはできました。

確認したいこと
他のコマンド出力でも、コマンドごとに同様の変更が必要になることが見込まれるため、glibcのロケール辺りを修正することで、統一的な修正を行うことができないでしょうか。

あるいは、こうした環境が整備されたお勧めのディストリビューションはあるでしょうか。

当方の環境

デストリビューション:linux from scratch
glibc:2.33
coreutils:8.32

行動規範の内容に同意します

回答1件

ベストアンサー

今回、対象が時刻出力の形式という前提でコメントします。

glibcのロケール辺りを修正することで、統一的な修正を行うことができないでしょうか。

ロケールの中で日本語出力のため調整できる項目はあります。ただそれで解決になるかどうかは不明です。
localedefコマンドで実際にロケールデータを作る元となるファイル ( RHEL/CentOS系なら glibc-locale-source、Ubuntu なら locale パッケージに含まれる /usr/share/i18n/locales/ja_JP ) を見れば具体的に分かるのですが、調整項目は d_t_fmt や d_fmt, t_fmt 等、限られた組み合わせだけです。
※実際の date で使える日時書式との対応は、https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.1?topic=ssw_ibm_i_71/rzase/sc092540292.htm なんかが参考になると思います。

今回、ls だと月と日を個別に出力するとか、時刻の秒抜きだとか、この調整項目にないものだったので、メッセージカタログファイル ( 元ファイル XXX.po、実際に使うのは XXX.mo ) に手をいれざるをえなかったということになるでしょう。
…日時出力を変えたいコマンド毎に msgunfmt で .po ファイルを作って修正して msgfmt で .mo を作り直すってのはなかなか大変そうなので、そこまでやるのか? という話になりそうです。

今回の ls にしても、ファイルに手を入れないで --time-style=$'+%b %e日 %H時%M分\n%b %e日 %Y年 ' 等とオプションで指定する選択肢もあったわけで、コマンド毎にどう指定できるかという問題はありますが、オプションあるいは環境変数等での日時フォーマット指定ではどうなのかというところを比較検討する話なのではないかと思います。

投稿2021/07/20 14:49