%USERPROFILE%
(通常はC:\Users\ユーザー名
)フォルダの下の
.julia
フォルダにユーザーの環境が保管されており,そのユーザーの
最初のjulia
起動時に自動で作成されます。
しかし,アンインストーラで自動で消されるフォルダではないので,
バージョンが変更されてもこのフォルダの内容は引き継いだままです。
通常ですとPkg.add()
できる公式パッケージのレポジトリは
.julia\registries\General
にダウンロードされ,このフォルダがあれば
パッケージが追加できるはずです。
手元の正常に動くjulia(1.6.1)
だとこのregistries
フォルダを消してもpkg
モードのupdate
で再生するので,あくまで想像ですが,昔のjuliapro
の独自レジストリが残っている等があるのかもしれません。
その他,大きく実行環境に影響を与えるのは,JULIA_
で始まる環境変数と,
.julia\config\startup.el
です。
したがって,クリアな環境としたいということであれば,
- Windowsの環境変数を確認し,
JULIA_
ではじまるものがあれば削除する。
%USERPROFILE%.julia
フォルダをバックアップを取って削除する
とすればいいのではないかと思います。
参考までに,%USERPROFILE%.julia
フォルダ内に作成される
フォルダ名とその機能の一覧を自分なりにまとめたものを次に示します。(ただし1.5
以降)
.julia
├─artifacts: ビルド・ダウンロードしたネイティブライブラリが入る
├─compiled: プリコンパイルされたパッケージを格納
├─config: 設定ファイル。デフォルトでは存在しない
├─environments: 1.x毎にインストールしたpackageの(Project|Manifest).tomlファイル
├─dev: パッケージモードで`develop`したバッケージが格納される
├─logs: 何かのログが格納される(詳細不明)
├─packages: `add`したパッケージとそれと依存関係のあるパッケージを格納
├─prefs: 不明
├─registries: パッケージのレジストリ。通常「General」のみ
├─scratchspaces: 一時的に生成されるファイル等が格納される
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