proconio クレートが使えない。

Rustにおける標準入力の手段として、proconioクレートのinput!マクロを使いたいのですが、エラーが出てしまいます。

Rust
1use proconio::input;
2fn main() {
3    input!{
4        a:i32,
5        b:i32,
6    }
7    println!("a = {},b = {}",a,b);
8}

エラー表示は以下の通りです。

error[E0432]: unresolved import `proconio`
 --> input.rs:1:5
  |
1 | use proconio::input;
  |     ^^^^^^^^ maybe a missing crate `proconio`?

error: cannot determine resolution for the macro `input`
 --> input.rs:3:5
  |
3 |     input!{
  |     ^^^^^
  |
  = note: import resolution is stuck, try simplifying macro imports

error[E0425]: cannot find value `a` in this scope
 --> input.rs:7:30
  |
7 |     println!("a = {},b = {}",a,b);
  |                              ^ not found in this scope

error[E0425]: cannot find value `b` in this scope
 --> input.rs:7:32
  |
7 |     println!("a = {},b = {}",a,b);
  |                                ^ not found in this scope

error: aborting due to 4 previous errors

Some errors have detailed explanations: E0425, E0432.
For more information about an error, try `rustc --explain E0425`.

またRustの標準入力手段として、ネットではこうではなく、文字列として受け入れていくつかのメソッドを用いて得るものが多く見られる気がします。proconio::input!が使われない理由はなんでしょうか？

行動規範の内容に同意します

回答2件

AtCoder以外の競技プログラミングコンテストでは使えないからAtCoderでもproconioは使わないと言う人を見たことがあります。(ちなみにinput!自体はシンプルなマクロなのでコピー&ペーストか自動展開ツール(例1, 例2)を使うことで容易に他コンテストサイトに持ち込むことができます。私も手製のinput!を用意しています。)

またproconioはrust-analyzer (RA)との相性が悪く、現在のRAでも生成する変数は認識されても変数の型が認識されないという問題があります。これを嫌ってマクロを使わない標準入力ユーティリティを作っている人もいます。(理由はわかりませんが手製のinput!だと大丈夫だったりしますが。)

またAtCoderでRustが使えるようになったのが2016年でinput!が提唱されたのが2018年、proconioがAtCoderに導入されたのが2020年なのでRustの標準入出力に関する記事が書かれているのが主に2016年から2017年であることを考えると、素朴な方法を推奨している記事はそもそもinput!の存在を考慮していないものが多いんじゃないかと思います。

投稿2021/02/23 18:46

編集2021/02/23 18:48

qryxip

総合スコア86

ベストアンサー

ご質問のRustコードを試してみましたが、私の環境ではエラーなくビルド、実行できました。

質問者さまの環境でエラーになっている原因として、ざっと思いつくのは以下のようなものです。

Cargo.tomlファイルのdependenciesセクションにproconioが書かれていない
Cargo.tomlファイルのpackageセクションにedition = "2018"が書かれていない
cargoコマンドを使わず、直接rustcコマンドを実行することでビルドしようとしている

私が試したときの手順を書きますので、その通りやってみてください。

console
1## cargo newコマンドで、hello-proconioという名前のパッケージを作る
2$ cargo new hello-proconio
3
4$ cd hello-proconio
5
6## Cargo.tomlファイルを編集して、以下の内容にする。
7$ cat Cargo.toml
8[package]
9name = "hello-proconio"
10version = "0.1.0"
11edition = "2018"
12
13[dependencies]
14proconio = "0.4"    # この行を追加する
15
16## src/main.rsファイルを編集して、以下の内容にする
17$ cat src/main.rs
18use proconio::input;
19
20fn main() {
21    input! {
22        a: i32,
23        b: i32,
24    }
25    println!("a = {},b = {}", a, b);
26}
27
28## ビルドして、実行する
29$ cargo run