ロードバランサ自身のスケーリングは、どのように行われているのでしょうか？

Question

ロードバランサが複数台のサーバーに負荷を振り分けられることで、バックエンドのサーバーは水平スケーリングが可能です。

しかし、ロードバランサ自体に関しては、リクエストの元請けのようなものなので、水平スケーリングは不可能に思えるのですが、可能なのでしょうか？

また、AWSやGCPなどが提供しているLBは、水平スケーリング、垂直スケーリングのどちらを採用しているかご存知であれば教えていただきたいです。

Answer 1

しかし、ロードバランサ自体に関しては、リクエストの元請けのようなものなので、水平スケーリングは不可能に思えるのですが、可能なのでしょうか？

可能です。
ELBの場合、最小で2台のIPアドレス（を持つELBのインスタンス）が1つのエンドポイント名に紐づく形になっています。

nslookup エンドポイント名で確認可能です。

このエンドポイント名はAWSの所有するドメインに属するFQDNであり、負荷がかかってELBがスケールアウトした場合は紐づくIPアドレスがが増える形になります。

リクエストの元請けのようなものなので、

リクエストを受けるのは確かに名前解決後のIPを持つELBのホストではあるのですが、名前解決の時点で複数のIPアドレスを提示することによってリクエストの受け先は分散されることになります。

ELB スケールアウトとかELB ウォームアップあたりで調べてみると情報が集めやすいかと思います。

Comments

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スッキリ理解出来ました。ありがとうございました。

Answer 2

CLB/ALB ってそのアカウント専用のインスタンスなんでしたっけ?

GCP の Cloud Load Balancing のほうは、そもそも LB 機器や LB 用インスタンス
という概念がなくて、Google 内部のネットワークスタックである Andromeda なるものが
LB 機能をソフトウェア的に提供しているので、インスタンス数など気にしなくてよいし、
暖機運転もしなくてよいし、どこで受けてもなんとでもなる、という感じと思われます。

ご参考: https://cloudplatform-jp.googleblog.com/2016/12/blog-post.html