perl die関数の文字列が出力されない。

Question

環境

Red Hat Enterprise Linux Server release 6.5 (Santiago)
perl　v5.10.1

困っていること

いにしえのperlのソケット通信プログラムを修正することになりました。
ログを調べたところ、以下送信エラー時に恐らくプログラムが終了しています。

send(HSOCK, $fdata, 0) or die("send() fail:$!\n");

しかし、ログには"send() fail"という記述は見当たりませんでした。
気になったので(簡易的に)

sub main()
{
   die "send() fail:";
}
eval {main()};
exit();

のようなプログラムを簡易的に作成し、実行したのですが、
"send() fail:"という文字列はコンソールには出力されませんでした。

どのようにすればdie関数は出力されるのでしょうか？
または、どこかシステムログに出力されているのでしょうか？

知っている方教えて欲しいと思います。

Answer 1

perlのdieは、単に「エラーを出力して異常終了する」という機能ではなく、「例外送出」です。
つまり、C++やJavaでのthrow、PythonやRubyでのraiseに相当します。
※例外に対してなにもしなければ異常終了になるだけで。

で、C++やJavaでのtry～catch、Pythonでのtry～except、Rubyでのbegin～rescueのような例外捕捉を行うのが、Perlの場合evalということになります。
eval{main()};のように、evalブロックで囲んでいる場合、その中の処理で例外がdieにより発生すると、異常終了ではなく、例外の内容が特殊変数$@に保存されます。つまり、このケースでは"send() fail:"という文字列が$@に入っていることになりますので、別途 print や say で出力すればコンソール等で確認できます。

参考: https://perldoc.jp/func/die

補足: $@には、dieで指定した例外の内容だけでなく、エラー発生個所(ソースファイル・行数)も追加されて保存されますので、適切に内容を追うことでトラブル発生個所の割り出しに役立ちます。