プロパティなのにreturnする記法

Question

私が通常理解しているプロパティは以下のようなもので一般的かと思います。いわゆるストアドプロパティと呼ばれる分類なのかと理解しております。

class Person {
    var name = "Taro"
}

下記のa swift tourに出現するvar simpleDescription: String {　return "The number (self)"}を理解することができません。プロパティなのにreturnしているが、　getやsetをしていないので、コンピューテッドプロパティでもないとしたら、このプロパティは何者でどのような意味（例えば、クラス自身のプロパティを書き換える等）があるのでしょうか？

protocol ExampleProtocol {
    var simpleDescription: String { get }
    mutating func adjust()
}

extension Int: ExampleProtocol { //ここは上記のprotocolの承継であり、Int型に機能を追加している点は理解しております。
    var simpleDescription: String {
        return "The number (self)"
    }
    mutating func adjust() {
        self += 42
    }
}
print(7.simpleDescription)
// Prints "The number 7"

初歩的な部分で申し訳ございませんが、よろしくお願い申し上げます。

Answer 1

simpleDescription は read-only computed property なので get { 〜 } を省略できます。つまり、以下のコードと同じ意味です。

    var simpleDescription: String {
        get {
            return "The number (self)"
        }
    }

参考: Read-Only Computed Properties - The Swift Programming Language (Swift 5.3)

Comments

[pegy]

コメントありがあとうございます。これはread-only computed propertyでget表記を省略できるんですね。明確なご回答をいただき御礼申し上げます。