pingの疎通が、逆側からpingすると通るようになる

Question

pingの動作で解らない事があり質問させて頂きました。

NWスイッチを介してPC→ESXi（仮想サーバ）にpingが通らないため、逆の
ESXi→PCにpingをするとそちらは通りました。
また、タイミングでPC→ESXiへのpingも通るという事象を確認しました。

しばらく放っておいた後にPC→ESXiへのpingが通らなくなったことに気づいたので、
再度ESXi→PCにpingをすると、PC→ESXiへのpingもやはり通るようになりました。

なぜこのような事が起こるのでしょうか？
vlanやチーミングの設定をしている事が影響しているのでしょうか

環境
■ESXi
・物理LANポートを2個使用
・チーミングの設定あり(明示的なフェイルオーバー順序を使用)
・ポートグループが2個あり、それぞれvlanIDが100と200

　■スイッチのESXiの接続ポート
・タグvLAN100と200の設定（vlanMember100,200、100,200のタグ、PVID1(デフォルト)）
・LAG typeはstatic

　■スイッチのPCの接続ポート
・ポートvLAN100の設定（vlanMember100、タグ無し、PVID100）
・LAG設定なし

　■PC
・物理LANポートは1個使用
・チーミング設定はなし

Answer 1

本件解決しました。
結論としてはスイッチのESXiポートのLAG設定を解除することで、無事pingが通るようになりました。

ESXi側では(明示的なフェイルオーバー順序を使用)ということでアクティブスタンバイのチーミング構成をしていたため、スイッチ側もLAG構成にしなければいけないという勘違いをしていました。

Answer 2

PCから通信が開始される際に、

間に有るスイッチがESXi向けに(macアドレステーブルがexpireしている場合)
PC→ESXiのフレームをフラッディングするのですが、LAGポートに関しては、
送信側の事情でどのポートを使用するかが決まります。

※参考
https://milestone-of-se.nesuke.com/nw-basic/link-aggregation/802-1ax/

そこでESXi側でフレームが投げられたポートが「明示的なフェイルオーバー順序」
で下位のポートであった場合、ESXiは応答しないのではないでしょうか。

しかしESXiから通信が開始されると「明示的なフェイルオーバー順序」上位の
ポートからフレームが送出され、無事にPCに届くのですが、このタイミングで
スイッチもmacアドレスを学習し、macアドレステーブルに有効なポートが
記録されるため、PCからの通信も可能になるのでしょう。

以上は私の脳内の検証と閃きだけの検索でたどり着いた結論ですので、
是非ともスイッチにミラーリングポートを設けて、そこに検証用PCを
接続して「tcpdump」などで実地検証される事をおすすめします。
※そこだけはどんな回答者が来ても不可能で、あなたにしか出来ません。

Comments

[kosu1]

連絡が遅くなり申し訳ございません。
チーミングの設定がネックになっている可能性があるとのことですね。
ネットワークは初心者でtcpdumpもどのようなものか解っていませんが、調べてみます。

まだ解決はしていませんが、調査方針が決まったので助かりました。
ありがとうございました