file_get_content でエラーハンドリングしたい

Question

前提・実現したいこと

file_get_contentで存在しないサイトにアクセスされたときに処理を止めたくないので、エラーハンドリングしたいです。

発生している問題・エラーメッセージ

該当のソースコードで if(!ret) と判定すると以下のエラーとなってしまいました。

file_get_contents(https://xxxxxxxxxxxxxxx.com): failed to open stream: No route to host in /file/Main.php on line 100

該当のソースコード

<?php
$url = "https://xxxxxxxxxxxxxxx.com";
$ret = file_get_contents($url);
if(!$ret){
    echo 'そんなサイトは存在しません';
}else{
    echo 'OK';
}

試したこと

ネットを調べると以下のようにignore_errorsをtrueにし、さらに$http_response_header（スーパーグローバル関数？）を使えばできるらしいのですができなくて、ほかに情報がなく困っています。

<?php
$url = "https://xxxxxxxxxxxxxxx.com";
$contextOptions = array(
    'http' => array(
        "ignore_errors" => true,
    )
);
$context = stream_context_create($contextOptions);
$http_response_header = array();
$ret = file_get_contents($url, false, $context);
if(empty($http_response_header)){
    var_dump($http_response_header);
    echo 'そんなサイトは存在しません';
}else{
    echo 'OK';
}

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

PHP 7.2.4 です

Comments

[SanQ]

$http_response_headerというグローバル関数が公式のドキュメントから見当たらないのですが、、、
phpドキュメント（https://www.php.net/manual-lookup.php?pattern=%24http_response_header&scope=quickref）

訂正　やっぱりありました。すいません
phpドキュメント(https://www.php.net/manual/ja/reserved.variables.httpresponseheader.php)
ドキュメントを見る限りでは$http_response_header自体にはfile_get_contents()などを行った時のHTTPのレスポンスヘッダが配列で入っているようですね

[SanQ]

サイトが存在しない時とは、そのサイトのドメインが存在することが前提でそのサイトにないリソースへアクセスした時ということでしょうか？それともドメイン自体が存在しないサイトのリソースへアクセスした時も含まれますか？

Answer 1

以下の環境で自分も試してみました。

ツール	バージョン
PHP	7.3.18

なぜそもそも初めのコードでエラーが出てしまったか理解していますか？
'file_get_contents()'にもしリソースがないパスを示す値を入れるとE-WARNINGレベルのエラーを起こしてしまうからです。（falseを返すのはリソースはあったが読み込み等で失敗した場合のみです。）
そのエラーを無視するためにignore_errorsを使用しているのです。
PHP ドキュメント　file_get_contents

試した結果、リクエストが

$url = "https://xxxxxxxxxxxxxxx.com";

のようにhttps通信で行われているのにも関わらず、file_get_contents()エラーを回避するためのコードが

$contextOptions = array(
    'http' => array(
        "ignore_errors" => true,
    )
);

というようにhttp通信の場合でしか行われていないため、file_get_contents()エラーを回避できていませんでした。なので、'$url'の値を'http'にすれば解決できると思われます。($contextOptions内のhttpをhttpsにするとうまくいきません。)

あと$urlの値の修正だけでは要件（存在しないサイトにアクセスされたときに処理を止めたくない）を満たせないことがわかりました。この機能の要件は以下であると想定しています。

条件１	条件２	結果
①ドメインが存在するサイトへサクセスした時	URLにそのサイトのリソースが存在する時	echo OK
②ドメインが存在するサイトへアクセスした時	URLにそのサイトのリソースが存在しない時	echo 'そんなサイトは存在しません'
③ドメインが存在しないサイトへサクセスした時	URLにそのサイトのリソースが存在しない時	echo 'そんなサイトは存在しません'

もしこのコードで②の条件を試した時、処理中にfile_get_contents()のエラーは出ませんがドメインが存在する＝httpでのやり取りがあるということになるので$http_response_headerの値は存在することとなり、期待する結果(echo 'そんなサイトは存在しません')を得ることはできません。
もしこのコードで③の条件を試した時、ドメインが存在しない＝httpでのやり取りがないということになるので$http_response_headerの値は存在しなくなりますが、処理中にfile_get_contents()のエラーが出てしまい、これも期待する結果（echo 'そんなサイトは存在しません'のみの表示）を得られません。
つまりfile_get_contents()のエラーを回避するためのignore_errorsもhttp通信がなくては機能しないというわけです。

なのでもしこの要件に合わせるには、file_get_contents()の使い方を考え直す必要があると思います。(file_get_contents()を例外処理にかけるとか)

Comments

[-___-]

原因の解明どうもありがとうございます！わかりやすかったです。
'$url'の値を'http'にすれば解決できるというのもいいですね。相手サイトによっては使えそうなので覚えておきたいと思います。

[SanQ]

PHPのfile_get_contentsなどのマジックメソッドや、$http_response_headerなどのグローバル関数はPHPの公式ドキュメントで詳しく紹介されているので、もしそれらでわからないことがあったら読んでみると良いですよー

Answer 2

###解決策
理由はSanQ様が挙げていらっしゃるので、手っ取り早く解決策だけお伝えさせて頂きます。

力技でエラーを出さないように@file_get_contentsとすればいけると思います。

こちらの@はエラー制御演算子といってエラー自体をなくしてしまうので、例えば<?= @$x; ?>のエラーもなくなります。
乱用するとエラーチェックが大変なことになるのでお気を付けください。

エラー制御演算子
https://www.php.net/manual/ja/language.operators.errorcontrol.php

###より良い解決策
そのため、cURLがより良い解決策といえるかもしれません。
こちらは「ドメインが存在しない」でも平気です。

基本的な curl の使用法
https://www.php.net/manual/ja/curl.examples-basic.php

###蛇足
尚、ご存じかとは思いますが、ご質問の「ドメインが存在しない」ではなく「ドメインは存在するがページが存在しない」を判定したいのであれば、下記の$status_code[0]に404などのステータスコードが入っていますのでハンドリングできるかと思います。

preg_match("/[0-9]{3}/", $http_response_header[0], $status_code);
if ( $status_code[0] >= 100 && $status_code <= 199 ) {
    // 100から199の場合の処理をこに
}

さらにサイトでなくファイルの場合は下記file_existsのチェックを挟めば平気ですね。

if ( file_exists($url) === false ) {
    echo 'そんなファイルは存在しません';
}else{
    $ret = file_get_contents($url);
    // $retを使った処理をこちらに
}

Comments

[-___-]

解決策をどうもありがとうございます！cURLの方も調べてみます。