JavaMailが生成するバウンダリの妥当性

Question

前提・実現したいこと

JavaでHTTPサーバーアプリの中でマルチパートの応答ボディを生成するためにJava Mail APIのMimeMultipartクラスの利用を考えています。具体的な流れは以下の通りです。
0. MimeMultipartオブジェクトを作成する
0. addBodyPartメソッドでパート毎のデータを追加する。
0. writeToメソッドで応答ボディを取得する。

その仕様によると1.のコンストラクタで固有のバウンダリ文字列が生成されるとの記述があります。
一方でマルチパートの仕様RFC2046にはバウンダリデリミタは内包されるパートに出現してはいけないとの記述があります。

私の懸念

1.のコンストラクタでバウンダリデリミタが確定してしまうので2.で追加されるボディパートにたまたまそれと同じ文字列が含まれていた場合、3.で返される応答ボディがRFC2046に反するクライアントが誤動作するものになってしまうのではないでしょうか。
それとも生成された固有なバウンダリ文字列が、任意のデータ中にたまたま出現する可能性など考慮する必要は無いでしょうか。実際その可能性は天文学的に低いとは思いますが。
ちなみにJava Mail APIが生成するバウンダリ文字列は以下のようなものです。

----=_Part_1111_56564494.1590678488340

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

前提ミドルウェア: apache-tomee-plume-7.1.2

Answer 1

1.のコンストラクタでバウンダリデリミタが確定してしまうので2.で追加されるボディパートにたまたまそれと同じ文字列が含まれていた場合、3.で返される応答ボディがRFC2046に反するクライアントが誤動作するものになってしまうのではないでしょうか。

MimeMultiPartのソースコードを確認してみましたが、addBodyPartやwriteToの実行のたびにparseが行われています。

正しく設定していれば、バウンダリが正しくない場合にはparseが例外を投げますので、送信はなされません。

もっとも、それで失敗する確率は「天文学的に低い」のは間違いないでしょう。

Comments

[yamasy]

バウンダリが妥当でなかった場合は例外が発生するのですね。回答ありがとうございました。