EXCEL ADODB.ConnectionのカーソルについてadOpenForwardOnlyとadOpenStaticsの違い

Question

カーソルに関して質問です。
EXCELでSQLServerにADODB.Connectionにて接続して、データベース上のデータを取得（SELECT）を行っております。
別のアプリで更新データが１分おき程度に挿入、更新、削除がなされているDBです。

　今回そんなDBからのSELECTを実施したく以下２つのカーソルで悩み中です。
以下２つのカーソルで、時間差が５秒ほど発生し、デフォルトのadOpenForwardOnlyの方が早いのですが、
データ的に中途半端なテーブル状態は取得したくなく。また、DBロックで業務が止まるのも避けたく。
数秒早いadOpenForwardOnlyがデフォルトなので、こちらを使いたいのですが、
adOpenStaticsのopenした時点のテーブルを維持するのであれば
Statics側が整合性がとれているのでこちらを使うべきなのか？

　２つをどう使い分ければよいかわからず、質問に至りました。

　adOpenForwardOnly：規定で、前方へのカーソルのみ
adOpenStatics　　：openした時点のテーブルを取得（tempdbに一時書き込み）

adOpenForwardOnlyを使う場合、読み込み最中に、DB側で更新、削除が行われた場合、
それが反映されたかされないか、中途半端なデータを取得してくるのでしょうか？

　adOpenStaticsはopenした際に、その時点の表として整合性が取れたものを取得してくるのでしょうか？

Answer 1

adOpenForwardOnlyですが、MSのドキュメントでは、以下のように説明されています。

「既定値。 順方向専用カーソルを使用します。 レコードをスクロールするだけでスクロールできる点を除いて、静的カーソルと同じです。 」

つまり、adOpenStatics＋カーソル移動方向固定です。
また、adOpenStaticsの説明には、以下の記述があります。

「これは、データの検索やレポートの生成に使用できる一連のレコードの静的なコピーです。 他のユーザーによる追加、変更、または削除は表示されません。」

結論としては、どちらを使っても、取得時時点のデータを保持し続けますので、整合性の問題に差はありません。
あとは、処理内で、逆方向移動があるかないかで決めれば良いでしょう。

CursorTypeEnum

Comments

[skyblue77]

回答、ありがとうございました。　MSのドキュメントに回答があるなんて気が付きませんでした。
スピード改善に役立ちました！