企業はどうなのかは知りませんが、OSS界隈はOracle Javaのサポートをどんどん切っていくと思います。
SystemRequirements - Identity Provider 3 - Shibboleth Wiki
上記はShibboleth IdPというOSSのSSOです。Java 8まではOracle Javaもフルサポートになっていましたが、Java 11ではサポートしていません。
他にもJabRefは5.xからJREをバンドルする事になったのですが、実際にダウンロードして確認したところ、バンドルされているJREはZulu13.29+9-CAとバージョンが出るため、ZuluのJRE FX版と思われます。たぶん、Oracle Javaで動作するかどうかは誰もテストはしていないでしょう。
もっと有名なソフトはないのかと言うのであればApache Hadoopはどうでしょうか?
Hadoop Java Versions - Hadoop - Apache Software Foundation
今はもうOpenJDKでしかテストしていないよってはっきり書いてしまっています。
今後、OSS界隈ではこのような事が増えていくと思われます。一番恐れることは、有用なOSSのJavaライブラリがこのような方針を採ってきた場合、Oracle Javaでの動作サポートを企業が独自で行う必要があるというリスクが出てくると言うことです。元々、OSSはライブラリも含めて一切使わない方針であった、ということがない限り厳しいと思われます。
なお、開発に使用するだけであればOracle Javaは無償で使えます。なので、OSSコミュニティーの開発者がOracle Javaを使えない(使うのにお金がかかる)というわけではありません。それでもOSSコミュニティーは有償でしか使えないJavaの需要は低いとみて、積極的なサポートは控えているのかも知れません。