Haskell の環境構築には Stack と ghcup+Cabal v2 のどちらを使用すべきでしょうか？

Question

こんばんは、何度か入門しようとして挫折している初心者です。

以前入門しようとした際は Stack 一択な感じだったと思います。
現在は ghcup+Cabal v2 という選択肢があると聞き調べてはいるのですが、結局どちらを使用したほうがいいのか分かりませんでした。
Cabal がパワーアップして Stack はもういらないのかなと思ってはいるのですが自信はありません。

これから入門する初心者はどちらを使用したほうがよいでしょうか？
よろしくお願いします。

Answer 1

入門ということはおそらく写経をしたりという用途になると思いますが、それであればどちらでもよいです。

Stack と Ghcup + Cabal の違いは、Stack では（Stackage に登録された）ライブラリーの依存解決が保証されているという点です。
一般的に複数のライブラリーに同時に依存する場合にうまく依存解決ができないことがあるのですが、その心配が Stack の方が少ないです。
（Cabal を使った場合でも Stackage を利用するように設定することができるので詳細を知っている人は同じことができます。）
しかしそれは複数のライブラリーに依存して初めて恩恵のあることですので、入門の段階では関係のないことです。

そういうわけで、どちらでも大丈夫です。

（『すごい Haskell たのしく学ぼう』のような書籍を念頭に置いて書いていますが、『Haskell 入門 — 関数型プログラミング言語の基礎と実践』の後半の実践編などでは Stack がよいです。）

もう少し詳しい話や歴史的経緯をブログに書いていますのでよければご覧ください。
https://kakkun61.hatenablog.com/entry/2019/11/20/GHC_環境構築_概観_と_PowerShell

Comments

[hs_newbie]

回答ありがとうございました。
ブログも拝見させていただきます。
おそらく Stack のほうがよいのだろうなとは思いましたが、Cabal が標準のパッケージマネージャーということなのでそちらを使用してみることにします。