AGPLのデータベースを利用した場合のライセンス適用範囲に関して

Question

AGPLが適用される範囲についてわからないことがあるので質問させてください。

MySQLがAGPLだと仮定したとして、改変無くデータの保存等に利用していた場合、開示するのはMySQLのソースコードだけでよいのでしょうか？ また、改変していたとしても、その改変によってできたフォークのデータベースのソースのみを開示すればよいのでしょうか。

たとえばPDOを利用してMySQL（AGPLと仮定）のデータを参照するプログラムを作ってweb上にアップロードし、他者に利用させた場合には、PHPプログラムのソースも開示する必要があるのでしょうか？あるいはこのコードにもAGPLが適用が強制されますか？

AGPLで無いものをAGPLと仮定してしまいすみません。知識に乏しく、具体例示することができませんでした。

AGPLにおける「利用」という言葉の範囲が曖昧で質問させていただきました。AGPLのライブラリをrequireした場合などは解釈の余地があるとおもうのですが、この場合は完全に問題ありませんよね…？

Answer 1

たとえばPDOを利用してMySQL（AGPLと仮定）のデータを参照するプログラムを作ってweb上にアップロードし、他者に利用させた場合には、PHPプログラムのソースも開示する必要があるのでしょうか？あるいはこのコードにもAGPLが適用が強制されますか？

PHPの場合、MySQLへの接続ライブラリに独自のものを使っていますし、MySQLの場合はMariaDBなど代替実装も存在しますので、サーバ自体のライセンスがどうあれ、PHPコードに対してライセンスの影響は受けないと考えます。

実際にAGPLを使っていた（いまは更に制約の厳しいSSPLを採用）MongoDBでも、接続ライブラリはApache Licenseで提供していますので、MongoDBにアクセスするクライアントまでAGPLが影響することはないようになっています。

Comments

[maisumakun]

ただ、「自分がフォークした独自バージョンのDBサーバ」でしか動かないようなクライアントコードを作成した場合、たとえフロントエンドとバックエンドを分けていたとしても、両者が切り離し不能な一体のものとみなされて全体にAGPLが適用される、という状況は考えられます。

[hanyoaka]

回答ありがとうございます。はっきりとした結論と、MongoDBの例など参考になりました。