抽象メソッドを持たない抽象クラスを作る意味

Question

標題のとおりなのですが、抽象メソッドを持たない抽象クラスを作る意義はどこにあるのでしょうか。

言語による違いはあるとは思いますが、そのような抽象クラスを作るメリットとデメリットを教えていただきたいです。

Answer 1

いくつかの具象クラスがあって、その振る舞いを抽象クラスにまとめたら、たまたまそのような抽象クラスができることはあるかもしれません。

メリットとしては親クラスとしての記述が１カ所になる事や多態が使える等のメリットがそのままあると思います。それに加えて、インスタンス化ができないので、継承しているクラスがあることを示しているというのがメリットだと思います。

そして、デメリットも親クラスと同じくで、一番大きいと思うのはインスタンスの実態がどのクラスなのか分かりずらすなるという点です。抽象クラスにすることは、その点で実際のインスタンスの親クラスと勘違いすることがないので少しマシですが、コンストラクタの呼び出しがどこか調べる必要があるので、すこしばかり手間がかかります。

インターフェイスと移譲を使った方法と比べてみる必要がある書き方だと思います。

Comments

[退会済みユーザー]

ありがとうございます。
デメリットを具体的に示して頂きとても参考になりました。

Answer 2

親本体だけでインスタンス化はさせたくないが、ポリモフィズムを実現したい時などに有効です。
抽象メソッドでなくても、オーバーライドをすれば具体的な振る舞いをすることはできますので。
オーバーライドしなければ、親が実装しているデフォルトの動きになるという狙いです。

Comments

[退会済みユーザー]

ありがとうございます。
やはりそのような点がメリットですよね。

Answer 3

抽象クラスはインスタンス化できないのでそれがメリットでしょう。
デメリットは具体的に何か他の方法と比べなければ意味がないでしょう。

Comments

[退会済みユーザー]

ありがとうございます。
やはりそれがメリットになりますよね。

Answer 4

引数の型制限とかには使えます

メソッドやプロパティを持っているかどうかで条件分岐するから
メソッドやプロパティの保持を強制はしたくない
だけどなんでもかんでも受け付けたいわけじゃない
みたいな感じの時に使えます

デメリットは、抽象クラスを複数継承できない言語だと
継承枠が埋まっちゃうとかでしょうか

Comments

[退会済みユーザー]

ありがとうございます。
なるほど、引数という着眼点はなかったです。