関数内でDataframeの加工

Question

質問内容

作成した関数にDataframeを渡し、
関数内でDataframeを加工する方法についてご教示願います。

以下のように、関数内で行を抽出する処理を行っても、
関数から出るとDataframeが変わっていません。

Pythonの引数は参照渡しという理解ですが、
なぜ関数内でDataframeの加工が出来ていないのでしょうか？

該当のソースコード

import pandas as pd
import numpy as np

df = pd.DataFrame(np.arange(12).reshape(4, 3),
                  columns=['A', 'B', 'C'])

def Extract(df):
    df = df[df['A'] == 0]

Extract(df)

Answer 1

Pythonには値渡ししかありません。

https://docs.python.org/ja/3/tutorial/controlflow.html#defining-functions

そうすることで、実引数は 値渡し (call by value) で関数に渡されることになります

Answer 2

df = df[df['A'] == 0]にて、元のdfとは別物(id)が返り代入されるからです。
それはprint(id(df))にて確認できます。
以下のようにinplace=Trueで操作するか、あるいは単にreturn dfして、呼出元でdf = Extract(df)とするほうがシンプルだと思います。

import pandas as pd
import numpy as np

df = pd.DataFrame(np.arange(12).reshape(4, 3),
                  columns=['A', 'B', 'C'])

def Extract(df):
    print(id(df))
    #df = df[df['A'] == 0]
    #print(id(df))
    df.drop( df[df['A']!=0].index, inplace=True)

Extract(df)
print(df)

Comments

[tomiieee]

ご回答いただきありがとうございます。
非常に助かりました。

詳細に説明していただきましたので、ベストアンサーといたします。

Answer 3

引数のdfのナカミを操作する、ってのであれば関数を抜けてもその操作は有効ですが、
引数を書き換え、てのでは関数の外では影響しません