特定の親クラスを継承、プロトコルに準拠したサブクラスからプロトコルのプロパティにアクセスしたい

Question

###前提・実現したいこと
特定の親クラスを継承、プロトコルを準拠したサブクラスからプロトコルのプロパティにアクセスできない

###発生している問題・エラーメッセージ

EXC_BAD_ACCESS (code=1, address=0x0).

###該当のソースコード

protocol MyProtocol where Self: OyaClass {
    var protocolPropaty: String {get}
}

class OyaClass: UIView {
}

class KoClass1: OyaClass, MyProtocol {
    var protocolPropaty: String {
        return "KoClass1"
    }
}
class KoClass2: OyaClass, MyProtocol {
    var protocolPropaty: String {
        return "KoClass2"
    }
}

class CreateClass {
    static func createKoClass(para: Int) -> MyProtocol? {
        switch para {
        case 1:
            return KoClass1()
        case 2:
            return KoClass2()
        default:
            return nil
        }
    }
}

class SomeClass {
    var array = Array<MyProtocol>()
    
    func createKoClass(para: Int) {
        if let koClass = CreateClass.createKoClass(para: para) {
            array.append(koClass)
        }
    }
    
    func someMethod() {
        for element in array {
            print(element.protocolPropaty)
        }
    }
}

var someClass = SomeClass()
someClass.createKoClass(para: 1)
someClass.createKoClass(para: 2)
someClass.someMethod()

KoClass1, KoClass2はそれぞれOyaClassをスーパークラスとして継承し、MyProtocolプロトコルに準拠しています。
CreateClass.createKoClassはKoClass1, KoClass2いずれも返せるように返り値の型をMyProtocolとしています。
上記ソースの最終行someClass.someMethod()を実行した際のMyProtocolのprotocolPropatyへのアクセス時にEXC_BAD_ACCESS (code=1, address=0x0).が発生してしまいます。

また、KoClass1, KoClass2の親クラスであるUIViewやOyaClassのプロパティにもアクセスできるようにしたいと考えています。
そのためにはCreateClass.createKoClassの返り値、SomeClass.arrayの型をOyaClassを継承し、MyProtocolに準拠したクラスと定義すべきと考えているのですが、どのようにすべきでしょうか。

###補足情報(言語/FW/ツール等のバージョンなど)
Xcode 9.1
swift 4.0.2
Playground

Answer 1

BAD_ACCESS になるの、面白いですね。

MyProtocol 自身は OyaClass に準拠している型でない限り protocolPropaty を持たないはずなのに Array<MyProtocol> の要素に対してコンパイルが通ってしまうところ、とても興味深いです。そして BAD ACCESS で落ちてしまう…ところも。

そのためにはCreateClass.createKoClassの返り値、SomeClass.arrayの型をOyaClassを継承し、MyProtocolに準拠したクラスと定義すべきと考えているのですが、どのようにすべきでしょうか。

ここに注目すると、型情報を MyProtocol だけでなく OyaClass & MyProtocol にすると "OyaClassを継承し、MyProtocolに準拠したクラス" として定義できます。

class CreateClass {
    static func createKoClass(para: Int) -> (OyaClass & MyProtocol)? {
        switch para {
        case 1:
            return KoClass1()
        case 2:
            return KoClass2()
        default:
            return nil
        }
    }
}

class SomeClass {
    var array = Array<OyaClass & MyProtocol>()
    

Comments

[wai21]

回答ありがとうございます。
実行時エラーとなる点についてはやはりまだ解決していませんが、確かにコンパイルが通るということ自体に違和感を感じます。

「(親クラス名 & プロトコル名)」という表現方法を初めて知りました。
ご回答いただいた内容で無事解決し、実現したい内容を実現することができました。