【BIND】zoneのシリアルを更新しなかった場合の挙動

Question

お世話になっております。

先日、zoneファイル更新後、ほかのサーバからnslookupで名前解決の確認を行ったところ
名前が引けたり引けなかったりする事象が発生しました。

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【作業概要】
xxx.zoneの更新（Aレコードの追加）

【作業詳細】
"cp -p xxx.zone xxx.zone_yyyymmdd"
で、バックアップ取得

xxx.zone にAレコードを追加　★このときserialの更新を忘れる
※diffの結果は追加したレコードのみの差分の状態

"rndc reload"
で設定繁栄

【発生事象】
他のサーバからnslookupで追加したAレコードの名前が引けるかを確認したところ、
半々ぐらいの確立で、名前が引けたり引けなかったりする事象が発生しました。
なお、xxx.zone と xxx.zone_yyyymmdd は同じディレクトリに配置してあります。

上記から、ディレクトリに同じドメイン・同じシリアルのzoneファイルが2つ以上あった場合、
ランダムでいずれかのファイルを参照し名前を解決してしまう？ように見えるのですが、
上記の挙動は仕様動作なのでしょうか？

お詳しい方、ご教授お願い致します。

Answer 1

推測ですが、セカンダリDNS にゾーン転送されていないのではないでしょうか？

1. プライマリDNS で reload
2. プライマリDNS→セカンダリDNS に notify 送信
3. セカンダリDNS でゾーン情報を取りにいくが、シリアル番号が更新されていないので古いまま

nslookup, dig コマンドで DNSサーバーを指定できますので、プライマリDNS、セカンダリDNS をそれぞれ指定して確認してみてください。

Comments

[jagabee72]

ご回答ありがとうございます。
ご指摘の通りでした。
大変助かりました。

Answer 2

TTL は、いくつに設定されているでしょうか？
また、DNSサーバーは、プライマリとセカンダリ設置のパターンでしょうか。

/etc/named.conf の設定がわかりませんが、BINDは、named.conf で、ドメインの Zone ファイルとして指定しているファイルからしか設定は読み込みません。

おそらく zone ファイルを更新したDNSサーバーは、更新されていて、セカンダリ側のDNSサーバの設定が変わっていない状況かなと思われます。

そのため、DNSクライアントが、プライマリ側のDNSを参照した際は、新しい設定のIPアドレスで、セカンダリ側のDNSを参照した場合は、以前のIPアドレスが返ってきているのではないでしょうか。

Comments

[jagabee72]

ご回答ありがとうございます。
ご指摘の通りでした。
僅差で2件ご回答頂き、どちらも大変参考になったのですが、先にご回答いただいたCHERRYさんをベストアンサーとさせていただきました。