環境
- OS: Windows 10 Pro
- Unity: 2017.1.1f1
- Visual Stuido: Community 2017 Version 15.3.3
- Vuforia: vuforia-unity-6-2-10
- HoloToolkit: Unity-v1.2017.1.1(.unitypackage)
発生している問題
ビルドは成功してHoloLens上でアプリが開くものの, 登録した筈のARマーカーが認識されない.
試したこと
以下の記事を参考にVuforiaを用いたHoloLensでのARマーカー認識を行いました.
手順
まずはWebカメラを利用してUnity上でVuforiaの動作確認を行いました.
- Vuforia にマーカー画像を登録し, ライセンスキーとDBのUnitypackageを取得
ARマーカーにはトランプを使用. 認識のし易さのレーティングは星5でした.
2. UnityでARCameraとImageTargetの設定
ヒエラルキーウィンドウにARCameraとImageTargetを追加し, ARCameraの「VuforiaConfiguration」, ImageTargetの「Image Target Behaviour」の設定を行いました.
3. マーカー上で表示するオブジェクトの追加
3D ObjectのSphereをImage Targetの子オブジェクトとして追加. Scaleは(0.5, 0.5, 0.5)に設定しました.
4. Webカメラを利用してUnityでVuforiaの動作確認
画像の通り, Webカメラの映像からマーカーを認識していることが確認できます.
次に, 同様の検証をHoloLens上で行いました.
- HoloToolKitのインポート及び初期設定
メインメニュー - HoloToolkit - Configureから「Project Settings」,「Scene Settings」,「Capability Settings」を適用. 基本チェック項目はそのままにしておきましたが, Capability SettingsのみInternet Clientの項目を追加でアクティブにしました.
2. ヒエラルキーウィンドウにHoloLensCameraを追加
HoloToolkitに含まれるPrefabs - HoloLensCameraを使用しました.
3. ARCameraのVuforiaConfigurationをHoloLens用に設定
Digital EyewareをOptical See-Through - HoloLens に指定. 以下のようになりました.
4. ARCameraのCentral Anchor Pointの設定
先程追加したHoloLensCameraを指定しました.
5. シーンを保存してビルド
最終的にヒエラルキーウィンドウは以下のようになりました.
Build Settingsは以下のとおり.
Player SettingsのCapabilitiesではInternetClientとWebCamの項目がアクティブなっています.
6. VSでHoloLensにプログラムを転送して実行
VisualStudioからCtrl+F5で実行...
アプリが起動するものの...
マーカーが認識されない_(:3 」∠ )_
雑感
Webカメラでは認識できていることからマーカーには問題ない筈.
トランプの角度を変えたり光源をズラしたり距離を変えたりと試行錯誤しましたが一向に認識されず...
Vuforiaを用いないサンプル(3Dオブジェクトを目の前に表示するだけ)ならHoloLensで表示されたので, Buildは上手くいっているのかと思われます.
また, UnityをVer.5.5.0f3, VSをCommunity2015にしても同様の結果でした.
HoloLensCameraをHoloToolkitに含まれているものを使わず, 2つ目のリンク先の記事を参考に自作したりもしてみましたがやはりダメでした.
周りにHoloLensを使っている人がいなかったのでこちらで質問させていただきました.
よろしくお願いします.
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