nginxの静的モジュールと動的モジュールの違いについて

Question

こんばんは。

nginxで「動的モジュール」がサポートされたとありました。

昔はnginxは「動的モジュール」をサポートしていなかったので、コードからビルドをし直すことでモジュールを追加していました。

ここで気になることがあります。

「静的モジュール」「動的モジュール」の違いはなんでしょうか？

理想論をいえば、全て「動的モジュール」で対応すればいいはずです。

なぜ、そうならないのかがわかりません。

Answer 1

nginx の実装には詳しくないですが、一般論として。

動的モジュールにするためには、『本体への接続（モジュールの登録）』と『本体からの切り離し（モジュールの削除）』など、静的モジュールでは考慮する必要がなかった処理を実装する必要があります。

また、モジュールを組み込むタイミングとしても、『本体起動完了後の初期化処理で行なう』、『特定のコンテキスト（何らかの条件を満たした場合）で、もし組み込まれていなければ組み込む）』などのオプションを考慮する必要があるかもしれません。

なので、毎回必ず使いそうな処理は、静的モジュールとして実装したほうが簡単で、パフォーマンスも良くなるということかと思います。

Comments

[ayu]

おお、解説ありがとうございます！

納得がいきました。