初回時にデータロードし2回目以降はキャッシュから返えす関数

Question

PythonでCSVを読み込んでDBにインポートするコードを書いています。1回の実行で何度もランダムアクセスする必要があるため最初にCSVを全て読みんで辞書に格納しておき、それ以降はその辞書から値を探して返すようにしたいです。

そのキャッシュをグローバル空間に置くのは何なのでクラス変数を使おうと以下のように実装しました。

"""class変数を使ったコード."""
import csv

csv_content = """だいこん,128
にんじん,38
たまねぎ,38
なす,48
きゅうり,28"""


class Yasai(object):
    @classmethod
    def _load_csv(cls):
        if not hasattr(cls, 'caches'):
            print('init')
            cls.caches = {row[0]: row[1] for row in csv.reader(csv_content.split())}

    @classmethod
    def get_price(cls, item):
        cls._load_csv()
        return cls.caches.get(item) or None


>>> from hoge import Yasai
>>> Yasai.get_price('にんじん')
init
'38'
>>> Yasai.get_price('にんじん')
'38'

やりたいことは実現できているのですが、少し実装がおおげさに感じます。

調べたところ関数の結果をキャッシュするデコレーター：memonize というテクニックがあることを知りましたが、恥ずかしながらデコレーターを理解しきれておらず、これまた変なコードになってしまいました。またファイル（モジュール）をインポートしただけで初回ロードが走るのも少し気になります。

"""みようみまねでデコレータを使ったコード."""
def _yasai_cache(func):
    print('init')
    caches = {row[0]: row[1] for row in csv.reader(csv_content.split())}
    def __yasai_cache(item):
        return caches.get(item) or None
    return __yasai_cache

@_yasai_cache
def get_price(yasai):
    pass


>>> from hoge import get_price
init
>>> get_price('にんじん')
'38'
>>> get_price('にんじん')
'38'

もう少しシンプルな実装やセオリー（デザインパターン？）はあれば教えてください。

なお実際は複数のCSVを比較したりチェックしたりしながらインポートを行っているため、CSVまるごとDBにえいやと入れたりすることはできません。

※今のクラス変数を使う方法でいいんじゃない？という場合もその旨を回答いただけると幸いです。

Answer 1

組み込みで lru_cache というのが用意されています。

https://docs.python.jp/3/library/functools.html

Comments

[miyahan]

様々なサイトで解説されている memonize ですが、組み込みのデコレータが用意されてるんですね。

データをプリロードする関数にこのデコレーターをセットして、キャッシュの塊をキャッシュヒットさせて返させる感じでしょうか。巨大な辞書が飛び交うのは少し気になりますが、読むだけならただの参照渡しでメモリも使いませんしアリかもしれませんね。

```python
@lru_cache(maxsize=1)
def _load_cache():
return {row[0]: row[1] for row in csv.reader(csv_content.split())}

def get_yasai_price(item):
return _load_cache().get(item) or None
```