m:nのリレーションの記述について質問です。

Question

rails初心者です。
DB設計において、下記のような中間テーブルを用いる状況に遭遇しました。

class Physician < ApplicationRecord
  has_many :appointments
  has_many :patients, through: :appointments
end
 
class Appointment < ApplicationRecord
  belongs_to :physician
  belongs_to :patient
end
 
class Patient < ApplicationRecord
  has_many :appointments
  has_many :physicians, through: :appointments
end

m:nのリレーションを記述する際、中間テーブルを用いて、
has_many :through の関係を記述する必要があることは、理解できました。

しかし、Physicianテーブルに関して、
何故 has_many :appointments の記述の必要性があるのか納得できていません。
（Patientテーブルの has_many :appointmentsも同様です。）

has_many :patients, through: :appointments
と記述した時点で中間テーブルを認識して、集合論的に大きいhas_many :appointments の記述はしなくてもいいのではないかと感じました。

これはrailsの定義的な問題のため、そのまま理解するしかないのでしょうか。
少しでも補足情報があればご教授いただけますと幸いです。

参考サイト
参考箇所
2.4 has_many :through関連付け

Answer 1

おっしゃるとおりhas_many :throughだけで中間テーブルに対する関連づけも設定できるAPIでもかまわないと思いますが、外部キーやクラス名の指定などをオプションで指定することを考えてください。

has_many :through一発で設定する方法だと

• 中間テーブルに対するオプション
• 目的テーブルに対するオプション

を同時に設定することになります。いかにもややこしく、バグの元になるのは容易に想像できます。

ですので、

• 中間テーブルに対する関連づけを定義
• その関連づけを通して(:through)目的の関連づけを定義

するという方法の方が何かとシンプルです。

Answer 2

has_many through:に指定するのは、他のアソシエーションですので、事前にそのアソシエーションを宣言しておく必要があります（APIdoc）。

through:に指定できるのはhas_manyとbelongs_toの組だけではなく、has_many2つや、他のhas_many through:を使うことで3段以上のアソシエーションなどを使うこともできますので、アソシエーションを指定するようになっています。

なお、純粋に多対多の関係が欲しいだけなら、has_and_belongs_to_manyで宣言して、中間テーブルはモデル化しない、という手段もあります。