sscanf のパターン解釈に関して その２

Question

先の質問 sscanf のパターン解釈に関して からの派生質問です。

sscanf でパターンに関して下記サンプルの挙動が理解できませんでした。

$aは、whitespace まで読み取りその後を改めて解釈すると考えると、期待通り[1]に34が入っています。

$bを同様に考えると、[1]は4となりそうですが、実際はNULLです。

$cでスペースをパターンとして認識する事を確認したつもりでしたが、$dで2個めのスペースが認識されず、挙動がよく分からないものになります。

どのような仕組みで動作しているのでしょうか？
よろしくお願いいたします。

$str = '123 34';
$n = sscanf($str,'%d%d',$a[0],$a[1]);
$n = sscanf($str,'%d3%d',$b[0],$b[1]);
$n = sscanf($str,'%d 3%d',$c[0],$c[1]);
$n = sscanf($str,'%d 3 %d',$d[0],$d[1]);

$a = array(2) {
  [0]=>
  int(123)
  [1]=>
  int(34)
}
$b = array(2) {
  [0]=>
  int(123)
  [1]=>
  NULL
}
$c = array(2) {
  [0]=>
  int(123)
  [1]=>
  int(4)
}
$d = array(2) {
  [0]=>
  int(123)
  [1]=>
  int(4)
}

Answer 1

2番目のケース：
最初に数字が読み取られ、読み取りポインタは空白を指します。そこから3を探すが無いので、この時点で終了。sscanfの戻り値は1です。$b[1]にはNULLが代入されるわけじゃなくてノータッチなので、元の値のままです。

4番目のケース：

$dで2個めのスペースが認識されず

書式指定の中の空白文字は、任意個数の空白文字にマッチします。つまりこの場合は0個の空白にマッチしています。

Comments

[退会済みユーザー]

回答、ありがとうございます。

2番目のケースで「そこから3を探すが無い」とあるのですが、34と続くので、「3が有る」認識です。ここがよく分かりません。もう少し、動作を教えていただけますか？

4番目のケースの説明だと[1]に 12、[2]に 34 でも良いように思えます。これはどのようにパターン解釈されているのでしょうか？

参照すべきドキュメントがあれば示していただけると助かります。

[otn]

参考としては、PHPのドキュメントじゃ無いのですが、
https://linuxjm.osdn.jp/html/LDP_man-pages/man3/scanf.3.html

> 34と続くので、「3が有る」認識です。
ポインタの位置には空白があるので、3にマッチしません。

> 4番目のケースの説明だと[1]に 12、[2]に 34 でも良いように思えます。
パターンのマッチは先頭から最大に行われます。

[退会済みユーザー]

sscanf みたいな関数は PHP 以外のドキュメントも有用ですね。気が付きませんでした。
ドキュメントの読み込みがまだできていないので、よく確認してみます。

説明いただいた内容で、非常に理解が進みました。
ありがとうございます。