パケットキャプチャの仕組みがうまく掴めない

Question

LAN内のホストに対してパケットキャプチャが行えた場合、ホスト and 自分がリピータハブ下にあると考えていいのでしょうか？それともハブが存在しておらず、ルータ直下？でもリピータハブのようにパケットが一度ブロードキャストで送られるのですか？
ARPでIPアドレスからMACアドレスが特定されて、そのホストに直でパケットが送られるのならパケットキャプチャは不可能ですよね

いろいろ誤解してるとこがあり、混乱してるのでわかりやすくお願いします

Answer 1

ネットワーク構成にもよりますが「プロミスキャスモード」という設定をネットワークカードに行うことで他のホストが受信するパケットを受信することができるようになります。

ARP などの仕組みを理解しているようであれば、詳しくは「プロミスキャスモード」という語で調べれば分かると思います。

Answer 2

今時のスイッチングハブで作られたLANであれば、基本的には他ホストの通信は自ホストには流れてきません。

しかし、ARPとかのブロードキャストや様々な制御用のプロトコルが使っているるマルチキャストの通信は流れてきますので、自分以外の通信も案外流れてきます。ので、普通にパケットキャプチャすると自分の通信以外にそういうパケットがキャプチャされます。

プロミスキャスモードというのは自ホストの中の話ですので、疑問に思っておられることとは視点が異なります。プロミスキャスモードは、自ホストのNICに自ホスト宛以外のパケットも受け取らせるためのモードです。プロミスキャスモードにしないと、自ホスト宛以外のパケットはNICのレベルで破棄してしまうので、OSまで上がってきません。従ってキャプチャもできません。

プロミスキャスモードにしたからといってスイッチングHUBで構成されたネットワークで他ホストの通信がキャプチャできるようになるというものではありません。

スイッチングHUBで構成されたネットワークで自ホスト以外の通信をキャプチャするには、スイッチングHUBが「そのMACアドレスが接続されたポートにしかデータを転送しない」という動作をするのをどうにかする必要があります。一般的には、特定ポートの通信を別ポートに全て転送するミラーポートという機能がありますが、管理機能のついた少し高めのスイッチングハブが必要になります。

Answer 3

昔はリピータハブを使用していましたが、今はリピータハブの代わりに、スパンポートとかミラーポートとよばれる、あるポートが送受信するデータを同時に別のポートから送出する機能をもったスイッチを使用します。