メールサーバの構成について

Question

本日、朝にメールサーバの障害の発生がありまして、無事復旧したのですが、非常に肝を冷やしました。
(副系とかなかったもので、、、)
これを機にメールサーバの可用性を向上させたいと思いました。

1.今の構想

Amazon Web Serviceに移行しようと思っています(現在はGMOの専用サーバ)
SMTP,POPは２系統、ホットスタンバイ。
MaildirはElasticFileSystemに格納し、２系統間でレプリケーション状態を作ります。
アカウント情報はRDSへ
SMTP,POPの障害時は、ElasticIPを手動でつけかえ、もしくはELBにしようかなと。
Maildir, データベースは日次でS3へ

2.課題

2-1 通信料

十数(他社ドメイン含む)ドメイン、300アカウントぐらいで運用する想定なのですが、EC2からの送信の通信料が結構高くなりそうで、、、

2-2 国産VPS

国産VPSやクラウドだと帯域無制限が多いですが、EFS相当のものは自前でNFSすることになるので、NFSサーバの冗長性も考えないといけません。
そこまでするぐらいなら割り切り１系統運用で、確実にシステムをリストアすることを担保するだけでもよいかなと思ってたりします。(リストアにかかる時間は多分, 1時間ぐらい)

3.みなさんは会社のメールサーバはどうされてますか？

後学のために教えていただけたら幸いです。

Answer 1

通信料金に懸念があるなら、通信量に対する従量課金がないさくらのクラウドはどうですかね。

私であれば、LBを用意して、２台以上で前段に SMTP/POP/IMAP(Proxy)を、 Active/Active 構成で用意します。
メールの保存ディスクは

1. ２台構成で、DRBDでミラー
2. クラウドを信じて定期バックアップ
3. 届いたメールを2台の dovecotサーバに postfixで振り分けて、片方をバックアップとし、数ヶ月でのexpireを設定する

=> 切り替え時は緊急用ということで、割り切って使用してもらう
ユーザのメールアドレス情報は ldap で管理して master/replicaですかね。

EFSは検証していないですが、NFSは遅いイメージがあるので、細かいI/Oがたくさん発生するmaildir形式では選択しないですね。

Comments

[ya.sasaki]

恥ずかしながらDRBD初めて知りました。
現時点では、クラスタせずに復旧対応を迅速に行うための環境構築と運用方針を整えることになりそうです。

RDSやEFSで可用性を買っている状態ですが、DRDBも今後、方法の一つとして認識しておきます。

Answer 2

1 今の構想

EFSはまだ東京リージョンで使えませんが、問題ないですか？
技術面では東京以外のリージョンを使うことは何ら問題ありません。

2-1 通信料

利用したぶんだけ課金されますので、現在の利用状況をベースに試算してみると良いと思います。

3.みなさんは会社のメールサーバはどうされてますか？

私はメールサーバそのものの構築・運用が大変なので、自前での構築・運用はしません。
G Suiteを利用しています。
EC2, RDS, S3, EFS, 通信量＆監視、運用コストを考えるとそれなりのコストがかかるのであれば、有償サービスを利用されたほうが安いかもしれません。一度試算されてみてはいかがでしょうか。

Comments

[ya.sasaki]

回答ありがとうございます。
・EFS
　別のシステムで使用実績ありで、米西海岸のリージョンにホスティングする予定です。
・通信量
　試算済で、高くなってしまう見込みです。
　(添付ファイルの容量が読みづらいので多めに試算してますが)

GSuiteは一部他社に導入実績ありです。(自社には導入してもよいと思っているのですが)
が、現行メールサーバにホスティングしているクライアントへの提供コストが跳ね上がってしまうため、断念しています。