std::numeric_limits<float>::infinity()による正の無限表現を取得、とはどういうことなのでしょうか

Question

infinity()というものがよく分からずに調べてみたところ正の無限表現を取得するという説明があったのですが、これは正の無限の値をとるということでよろしいのでしょうか？
例えば、

if(hogeW.value()!=std::numeric_limits<float>::infinity()){
...
}

といった場合、hogeWの数値が無限でない場合true、無限の場合はfalseとなるということなのでしょうか？
よろしくお願い申し上げます。

Answer 1

こんにちは。

例えば、浮動小数点フォーマットとしてよく使われているIEEE754の場合、指数部が最大値で仮数部が0の時、「無限大」と定義されています。符号ビットが0か1で正の無限大、負の無限大を表現します。

また、他の浮動小数点フォーマットも存在すると思います。（具体的には把握していません。）フォーマットによっては「無限大」が定義されているかも知れません。

それらの「無限大」として定義されている値を返却するのが、infinity()です。
なお、無限大が定義されていない場合は、has_infinityがfalseになります。

コンピュータにおけるゼロ除算も参考になると思います。

Answer 2

はい、多くのCPUで使われるIEEE 754の浮動小数点数には、「無限大」を表す特殊な値があります（他の表現でも、実装されていることが多いです）。std::numeric_limits<float>::infinity()は、その特殊な「無限大値」を返します。