Java8ラムダ式について

Question

Java8で実装されたラムダ式を勉強しておりますが
どうもうまくいきません。

どこがわるいのでしょう
ソースはリストに対してそれぞれ2倍したい、という内容です。

package lamda;

import java.util.ArrayList;
import java.util.List;
public class Lamda_test {
	public static void main(String[] args){
		List<Integer> list = new ArrayList<Integer>();
		list.add(1);
		list.add(2);
		list.add(3);
		list.stream().forEach(i -> i*2);
	}
}

Answer 1

うまくいかない原因はlambda式の使い方ではなくてStream APIについての勘違いのようです。

Stream APIではパイプラインの各段は前のパイプラインから受け取った値を計算して次のパイプラインへ渡す(複数のパイプラインの間で流れ作業のように要素を加工していく)のが基本です。パイプラインの最終段は終端操作と呼ばれ、以下のいずれかを行います。

(A) 前段までのパイプラインで計算された結果を最終的な値へ変換(蓄積, 簡約, etc.)
(B) 前段までのパイプラインで計算された各要素の値を使って副作用を起こす

ご質問のコードにあるforEachは(B)のためのメソッドですが、各要素を2倍してはいるものの、それを元のリストへ書き戻すことができていません。

各要素を2倍したリストを作るのは(A),(B)いずれの考え方でもできます。

(A)の考え方

list = list.stream()             // (1)
  .map(i -> i * 2)               // (2)
  .collect(Collectors.toList()); // (3)

(1) のリストの各要素をパイプラインへ渡す
(2) (1)から受け取った各要素を2倍して次のパイプラインへ渡す
(3) (2)から受け取った各要素をListへ蓄積(Collect)し、全要素を集め終わったら結果を返す

(B)の考え方

IntStream.range(0, list.size()).forEach(i ->
  list.set(i, list.get(i) * 2) // 要素を取り出し2倍し元の値を書き換える(副作用)
);

forEachの方は副作用(元のリストへ計算結果を書き戻す)ためにインデックスが必要なため、パイプライン上へ要素の値ではなくインデックスを流しています。(個人的には)for文を使うのと大差ないように思えます。

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追記：swordoneさんコメントのように、Stream APIに副作用を用いると注意が必要です。一般には(A)を使い、パイプラインの各段には「副作用がない関数操作のみに限定する」のがお勧めと思います。

Comments

[swordone]

この(B)の方法は外部変数に干渉してしまうためステートレスになりません。

[KSwordOfHaste]

インデックスのストリームなのですが干渉しますか？
---
あ・・・一般のストリームとしてはよくないということでしょうかね。そういう意味ならおっしゃるとおりと思います。

[swordone]

勘違いしました。コメント編集しました。

[KSwordOfHaste]

副作用前提なので制約をよく把握せずに使うとイケナイことがおきそうです。
例えば隣同士の要素に依存した簡約操作＆並列動作させるとアウトですね。

[gmkzmrn]

とても勉強になりました。
ありがとうございます

Answer 2

map使いましょう。