Advanced Custom Fields の acf_form() を利用したフロントエンドからの編集に対するリビジョンの登録について

Question

いつもお世話になっております。

WordPressで会員制のサイトを作成しております。
投稿権限を持つユーザでも管理画面の操作を禁止し、フロントエンドで投稿が行えるように Advanced Custom Fields (version 4) の acf_form()を用いて固定ページにフォームを作成しました。
フロントエンドからの投稿についてリビジョンが保存されないので、解決方法を模索しています。

###前提
ACFはバージョン4を利用しています。

function.phpでは、投稿に関連するアクション、フィルターにフックした独自の関数を用意しています。

管理画面からのあるカスタム投稿に対して

（a）wp_insert_post_dataにフックさせて、
・タイトルやメタデータの自動編集を実行

（b）save_postにフックさせて、
・入力内容に応じたタクソノミー、タームの追加、修正を実行

フロントエンドからの投稿に対して、

（c）acf/pre_save_postにフックさせて、
・新規作成の場合は、post_typeやpost_statusを指定し、wp_insert_post()を実行
・更新の場合は、投稿IDを指定し、（b）の関数をリムーブし、wp_update_post()を実行
→ （a）の関数が実行される

（d）acf/save_postにフックさせて、
・（b）と同一の関数を実行

###目標
フロントエンドからの投稿、編集に対して、管理画面からの投稿に対するものと同様のリビジョンが保存される。

###現実
管理画面からの投稿では、acfカスタムフィールドに対してもリビジョンが保存される。
フロントエンドからの投稿、編集では、リビジョンが一切保存されない。

###やったこと
（１）はじめに
以下を参考に、_wp_put_post_revisionにアクションフックをました。
support.advancedcustomfields.com/forums/topic/no-revision-when-update-from-front-end/

管理画面からの投稿に対してこのフックは有効になりましたが、フロントエンドからの編集では、do_action（_wp_put_post_revision）に到達せず、フックした関数が実行されないことがわかりました。

（２）つぎに
revision.phpを確認し、管理画面からの編集とフロントエンドからの編集を行った場合の差異を確認しました。
管理画面では、以下がFALSEになりますが、フロントエンドからだとTRUEになることがわかりました。

if ( isset( $last_revision ) && apply_filters( 'wp_save_post_revision_check_for_changes', $check_for_changes = true, $last_revision, $post ) ) {

###質問
上記で確認出来た管理画面とフロンドエンドの差異がどうして発生するのか、また、どうすれば管理画面と同様の分岐をたどることができるのか教えてください。

どのような些細なことでも構いません。
ご助言いただければ幸いです。よろしくお願い致します。

###補足事項
次のローカル環境で開発、確認しております。
Bitnami WordPress: 4.7.5
OS: OS X El Capitan 10.11.6
サーバ ： Apache
PHP: 7.1.5
FireFox 50.1.0
Chrome 55.0.2883.95 (64-bit)

Answer 1

管理画面とフロンドエンドの差異がどうして発生するのか、

WordPress標準でフロントエンドからの書き換えを想定したコードになっていないためです。ACFも基本的には同じで、管理画面で動く前提の部分があるとおもいます。acf_form()がリビジョン機能に対応する可能性はあるかもしれません。

リビジョン機能は管理画面上に呼び出されるJavaScriptが定期的に保存を実行する仕組みだったと思います。この機能を自作（もしくはうまく利用）すれば出来るかもしれません。

【y2blog » WordPressのリビジョン機能をコントロールする方法】
http://y2web.net/blog/inet/wp/controlling-wordpress-auto-revision-saving-function-3906/

Comments

[teradog]

ご回答ありがとうございます。いつもお世話になっております。

フロントエンドでは、管理画面と異なり自動下書は作成されませんが、この仕様は問題ではないのでJavaScriptの仕組みはここでは必要ないと思っています。

こちら（http://hetarena.com/archives/2749）を拝見する限り（プログラミング経験が浅く、きちんと理解できていないと思うのですが）
wp_update_post() 内で呼ばれる wp_save_post_revision() （revision.php）でリビジョンの登録をしているように理解しました。

実際に、質問に掲載したコードまでは到達していることも確認しました。
しかし、「'wp_save_post_revision_check_for_changes'」が何をしているのかまで解読できず、管理画面とフロントエンドの差異の内容まで理解できませんでした。ここは何をしているかわかりますでしょうか？

[kei344]

'wp_save_post_revision_check_for_changes'にフックして内容を見てみればよいのでは？

[teradog]

「フックして内容をみる」というのはどういうことでしょうか？恥ずかしながら方法がわかりません。

別の方法として、
フロントエンドからの$_POSTになく管理画面からの$_POSTに含まれる情報を追加してedit_postさせてみようかと考えています。
または、リビジョンとして登録せず、投稿のメタ情報に変更履歴を追記しようかと考えています。

[kei344]

> フックして
「フィルターフックを使って」
> 内容をみる
「内容をどうにか見られる状態にする」
です。
フィルターフックは受け取る引数の個数とフィルターする順番を指定できるので、最後にフックして、内容をvar_dumpとかで出してexit()でとめるとかすれば見られませんか？